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しなやかに生きるために――

不安や心配が尽きない、眠りたくても眠れない、人間関係がうまくいかない……
日々の生活で尽きない悩み。
周りからすれば大したことがないように見えても、本人にとってはつらいものです。
本書では、現役の精神科医が日常のさまざまな場面を取り上げ、森田療法のアプローチをやさしく伝えます。
各章は2部構成で、前半ではそれぞれの悩みの性質を、後半では森田療法の基本的な考え方とともに、すぐに取り入れられる対処法「ソフト森田」を解説。
今日から役立つ森田療法の入門書です。

はじめに　ソフト森田療法について
第１章　不安に襲われる時
第２章　眠れなくて困る時
第３章　気分が落ち込んでいる時
第４章　意欲がわかない時（やる気がしない・集中困難・仕事や学校に行きたくない）
第５章　体調不良が気になる時
第６章　緊張して困る時（試験・試合・発表・面接）
第７章　腹が立って仕方がない時
第８章　言い過ぎ・やり過ぎ・浪費し過ぎする時
第９章　劣等感や挫折感に悩む時
第10章　人の目が気になる時
第11章　自信がなくて困る時
第12章　対人関係に悩む時（職場・学校・近所）
第13章　家族関係に悩む時　　
第14章　確認したくてたまらない時
第15章　不潔が気になる時
第16章　悪いことが起きそうで心配な時（夢、縁起）
第17章　大きな失敗をしてしまった時
第18章　老いが気になる時
第19章　家族や親しい人を失った時
第20章　重大な病気や障害に見舞われた時
森田正馬の生涯
おわりに
森田療法の引用・参考文献

著：南條幸弘
【著者】
南條幸弘（なんじょう・ゆきひろ）
1957年静岡市生まれ。早稲田大学理工学部電子通信学科卒。東海瓦斯株式会社（現・TOKAI）勤務。浜松医科大学卒。精神科医。大原健士郎教授に師事し、浜松医科大学助手を経て三島森田病院勤務。長年にわたり精神疾患全般の治療と森田療法に従事。2006年よりブログ活動を展開。現在は川口会病院勤務。日本森田療法学会認定医。主な著書に『神経質礼賛』（白揚社、2011年）、『家康その一言（しずおかの文化新書一九）』（静岡県文化財団、2015年）。