手話が「発音」できなくなる時
言語機能障害からみる話者と社会
編:石原 和
編:菊澤 律子
紙版
内容紹介
「手話は言語である」といわれるようになって久しい。では、手話が「話せなく」なると、どうなるのか? 本書では、交通事故で手話が部分的に「発音」できなくなった例をとりあげ、話者の立場、言語学からみた解釈、そして法律上の解釈を紹介する。アメリカでの類似の事例もとりあげつつ、手話が言語であるとは?と社会との関係を考える。
執筆者:石原和、市田泰弘、菊澤律子、那須川訓也、原大介、スーザン・フィッシャー、藤原百合、籔之内寛
目次
はじめに 「交通事故裁判」と「言語学」
菊澤律子
第1章 交通事故手話裁判と手話言語
原大介
第2章 音声言語の構音障害の判定
藤原百合
第3章 音声言語と手話言語における音韻特性の種類と言語機能障害
那須川訓也
第4章 機能障害と言語的要素の認識
市田泰弘
第5章 障害等級認定基準の方法と意味
籔之内寛
第6章 暮らしの中の言語学「ことばの機能障害と言語学」へのコメント
スーザン・フィッシャー
第7章 パネルディスカッション
原大介、藤原百合、那須川訓也、市田泰弘、籔之内寛、スーザン・フィッシャー、菊澤律子
補章 暮らしの中の言語学「ことばの機能障害と言語学」Q&A
おわりにかえて 手話初心者が読む『手話が「発音」できなくなる時』
石原和
謝辞
参考文献
ISBN:9784823411564
。出版社:ひつじ書房
。判型:A5
。ページ数:144ページ
。定価:1700円(本体)
。発行年月日:2022年09月
。発売日:2022年09月08日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:CF。