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あらすじで読むキリスト教文学

芥川龍之介から遠藤周作まで

監:柴崎 聰

紙版

内容紹介

キリスト教文学とは何か。本書では、「作者がキリスト教徒でない作家・詩人であったとしても、その文学的発想や営為の根拠に、キリスト教や聖書があり、そこからのメッセージと融和し、あるいは格闘しながらも、それに捕らえられ促されて表出する魂の文学である」と定義する。そうした24作品を「作者略歴」「背景と解説」「あらすじ」で紹介。あらすじ自体が読みごたえのある優れた一つの「物語」となっており、作品本編へといざなっている。

【収録作品】
思出の記(徳冨蘆花)
牛肉と馬鈴薯(国木田独歩)
何処へ(正宗白鳥)
桜の実の熟する時(島崎藤村)
こころ(夏目漱石)
出家とその弟子(倉田百三)
クララの出家(有島武郎)
奉教人の死(芥川龍之介)
南京の基督(芥川龍之介)
青銅の基督(長与善郎)
蟹工船(小林多喜二)
よだかの星(宮沢賢治)
いのちの初夜(北條民雄)
風立ちぬ(堀 辰雄)
旅愁(横光利一)
天の夕顔(中河与一)
イノチガケ(坂口安吾)
巴里に死す(芹沢光治良)
柳橋物語(山本周五郎)
人間失格(太宰 治)
野火(大岡昇平)
美しい女(椎名麟三)
試みの岸(小川国夫)
侍(遠藤周作)

【執筆陣】
安藤公美/大澤富士子/奥野政元/尾西康充/影山恒男/上出恵子/小玉晃一/佐藤ゆかり/柴崎 聰/勝呂 奏/鈴木範久/関口安義/宮坂 覺/山根道公

目次

思出の記(徳冨蘆花)
牛肉と馬鈴薯(国木田独歩)
何処へ(正宗白鳥)
桜の実の熟する時(島崎藤村)
こころ(夏目漱石)
出家とその弟子(倉田百三)
クララの出家(有島武郎)
奉教人の死(芥川龍之介)
南京の基督(芥川龍之介)
青銅の基督(長与善郎)
蟹工船(小林多喜二)
よだかの星(宮沢賢治)
いのちの初夜(北條民雄)
風立ちぬ(堀 辰雄)
旅愁(横光利一)
天の夕顔(中河与一)
イノチガケ(坂口安吾)
巴里に死す(芹沢光治良)
柳橋物語(山本周五郎)
人間失格(太宰 治)
野火(大岡昇平)
美しい女(椎名麟三)
試みの岸(小川国夫)
侍(遠藤周作)

ISBN:9784818411586
出版社:日本キリスト教団出版局
判型:4-6
ページ数:160ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2024年03月
発売日:2024年03月29日