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安全学入門【第2版】

第2版

安全を理解し、確保するための基礎知識と手法

著:古田 一雄
著:斉藤 拓巳
著:長﨑 晋也

紙版

内容紹介

 大学における工学系学部専門教育での講義の教科書として『安全学入門』(初版)を出版してから15年が経過した。この間、東日本大震災とそれに伴う福島原子力災害、熊本地震、新型コロナウイルスによるパンデミックなどを経験し、現代社会がさまざまな脅威にさらされており、安全がいかに重要であるかを人々がさらに認識するようになった。
 本書は、安全管理に携わる専門家や組織の決定に責任を有するリーダーが、広範囲にわたる安全問題の全体像を把握するための入門書である。第2版刊行にあたり、初版で用いた事例や文献を刷新した。本書は、大学での講義の教科書に使うことを前提としているが、企業や行政機関などの安全管理担当者や決定責任者の独習用にも役立つように配慮している。

目次

第1章 安全の基本概念
第2章 リスク表現と安全目標
第3章 ハザードの同定
第4章 確率論的安全評価
第5章 事故分析
第6章 化学物質の環境・生体動態解析
第7章 毒性評価
第8章 化学物質による環境リスク
第9章 ヒューマンファクター
第10章 リスクマネジメント
第11章 リスクコミュニケーション

著者略歴

著:古田 一雄
古田一雄
東京大学大学院工学系研究科教授。
1981年 東京大学工学部原子力工学科卒業
1986年 東京大学大学院工学系研究科原子力工学専攻博士課程修了、工学博士
(財)電力中央研究所研究員、東京大学工学部講師、同助教授、同大学院新領域創成科学研究科教授を経て2003年より東京大学大学院工学系研究科教授。
著:斉藤 拓巳
斉藤拓巳
東京大学大学院工学系研究科教授。
2000年 東京大学工学部システム量子工学科卒業
2005 年 東京大学工学系研究科システム量子専攻 博士課程修了 博士(工学)
東京大学大学院工学系研究科(原子力国際)専攻助教、東京大学大学院工学系研究科(原子力国際専攻)特任助教などを経て2015年、東京大学大学院工学系研究科(原子力専攻)准教授、2022年より東京大学大学院工学系研究科(原子力専攻、原子力国際専攻)教授。
著:長﨑 晋也
長﨑晋也
McMaster大学(カナダ)工学部教授。
1986年東京大学工学部原子力工学科卒業
1988 年東京大学大学院工学系研究科修了、工学博士
四国電力株式会社入社。その後、東京大学工学部助手、同講師、東京大学大学院工学系研究科助教授、同教授などを経て、現在、McMaster大学(カナダ)工学部教授。

ISBN:9784817197733
出版社:日科技連出版社
判型:A5
ページ数:208ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年04月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TGP
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:KJ