序 論
1 アーヴィング・ペンとは
2 プロの写真の特性
a.写真の技術的表現
b.「写真の眼」を作る——人の眼とカメラの眼
第1章 「写真は芸術か」
1 芸術とは元来社会的存在である
2 写真を定義する試み
3 写真の誕生と,「芸術としての写真」の問い
4 写真と空間,写真と時間
5 「写真と芸術」をめぐる現代的問題
第2章 アーヴィング・ペンを生んだ時代
——広告写真の誕生と発展
1 カタログ・イラストから写真へ——広告写真の幕開け
2 アート・ディレクターの誕生
3 コマーシャル写真と印刷技術
4 「ドラマティックな写真」の時代
——世界恐慌・戦争の時代の広告写真
5 「戦後の時代と写真」
——〈消費者の時代〉〈大衆の時代〉の広告写真
a.50年代
b.60年代
c.70年代
第3章 アーヴィング・ペンの生涯
1 コマーシャル・アーティストとしての出発
2 『ヴォーグ』誌と写真家アーヴィング・ペンの誕生
3 印刷媒体から離れた,新たな創造へ
(コラム-1)心の師 アレクセイ・ブロドヴィッチ
(コラム-2)永遠の恋人 リサ・フォンサグリーヴス
(コラム-3)恋のライバル フェルナン・フォンサグリーヴス
第4章 アーヴィング・ペンの技法と表象の哲学
——美とは,本性とは,真性とは
1 ファッション写真
a.ファッションと広告
b.『ヴォーグ』とカメラマン
c.アーヴィング・ペンのファッション写真
2 車の撮影
3 ヌード撮影
4 静物写真
5 花・吸殻・路上の塵
6 肖像写真
7 民族誌学的写真
8 動物の頭蓋骨
9 「ノーマル」から「アブノーマル」へ
10 アーヴィング・ペンのインパクト
終章 デジタル時代とアーヴィング・ペン
1 写真の終焉,写真の未来
a.写真の終焉
b.写真の未来——アート界の一員として
2 広告写真は何処へ行くのか
a.広告界の変動
b.広告とは本来何だったのか
3 プロに徹したアーヴィング・ペン
付録
a.本書に登場する人物
b.アーヴィング・ペン年表
c.Nomura Sadanori-System
参考・引用文献一覧
あとがき
索 引