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ヤマ場をおさえる単元設計と評価課題・評価問題 中学校英語

五つの領域の評価プランとB/A判定例に学ぶ,シンプルな観点別評価

編著:石井 英真
編著:上村 慎吾

紙版

内容紹介

学習評価のひと工夫で言葉の魅力に気付き,コミュニケーションが深化する中学校英語科へ
● 国立教育政策研究所教育課程研究センター『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料』に基づき,単元(五つの領域)ごとの評価プランを掲載。「生きて働く学力」の形成と「学校の働き方改革」を両立して実現するために,どのように評価場面を精選(焦点化・重点化)し,どのような評価課題・評価問題を用いるかを,具体的に提案します。
● 評価の難しい「思考・判断・表現」を中心に,評価規準に対応する生徒の学習状況や作品例(B・A)を評価事例として掲載。

目次

第1章 今求められる学力と学習評価のあり方[石井英真]
 新しい学習指導要領がめざす学力と評価改善
 新3観点で何を測り,育てるのか
 単元設計と評価課題・評価問題の一体的な改善へ
第2章 英語科の観点と評価の実際[上村慎吾]
 英語科における評価計画のつくり方
 英語科における評価材料の集め方,評定の導き方
 おもに「思考・判断・表現」を見る評価課題・評価問題のつくり方
 おもに「知識・技能」を見る評価課題・評価問題のつくり方
 「主体的に学習に取り組む態度」の評価法
 「学びに向かう力,人間性等」の個人内評価
第3章 聞くことの評価プラン[中島真紀子]
 単元の構想
 評価1(ヤマ場の課題)
 評価2(ミニテスト)
 評価3(定期テスト)
第4章 読むことの評価プラン[河野圭美]
 単元の構想
 評価1(ヤマ場の課題)
 評価2(定期テスト)
第5章 話すこと[やり取り]の評価プラン[吉崎理香]
 単元の構想
 評価1(ヤマ場の課題)
 評価2(ミニテスト)
第6章 話すこと[発表]の評価プラン[和田牧子]
 単元の構想
 評価1(ヤマ場の課題)
 評価2(ミニテスト)
第7章 書くことの評価プラン[上村慎吾]
 単元の構想
 評価1(ヤマ場の課題)
 評価2(定期テスト)
補 章 著者座談会[中島真紀子,河野圭美,吉崎理香,和田牧子,上村慎吾]

著者略歴

編著:石井 英真
京都大学大学院教育学研究科准教授。博士(教育学)。専門は教育方法学。学校で育成すべき学力のモデル化を研究し,授業研究を軸にした学校改革に取り組んでいる。日本教育方法学会理事,日本カリキュラム学会理事,文部科学省中央教育審議会「教育課程部会」「児童生徒の学習評価に関するワーキンググループ」委員などを務める。主著に『未来の学校:ポスト・コロナの公教育のリデザイン』(日本標準,2020年),『再増補版・現代アメリカにおける学力形成論の展開』(東信堂,2020年),『授業づくりの深め方:「よい授業」をデザインするための5つのツボ』(ミネルヴァ書房,2020年),『高等学校 真正の学び,授業の深み』(編著,学事出版,2022年),『中学校・高等学校 授業が変わる 学習評価深化論』(図書文化,2023年)ほか多数。
編著:上村 慎吾
新潟県新潟市立白新中学校教諭。三省堂NEW CROWN 教科書編集協力委員。新潟大学附属新潟中学校の在任中,関東甲信越英語教育学会第38回大会,日本カリキュラム学会第30回大会ほかの研修会等で学習評価に関する実践を発表。英語の実践を紹介した書籍として『ヤマ場をおさえる学習評価 中学校』(分担執筆,図書文化,2021年)がある。

ISBN:9784810037753
出版社:図書文化社
判型:B5
ページ数:192ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:2023年11月
発売日:2023年11月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNT