はじめに
アユの一生
アユがわかる用語解説
第1章 アユの四季
夏
1 アユにとって「なわばり」とは何か?
2 なわばりアユと群れアユの戦い?
3 カワウにおびえるアユ
4 アユも避暑をする――土用隠れ
5 アユのストレスと冷水病
6 アユと釣り人が水をきれいにする――川の掃除屋
秋
1 まだ謎の多いアユの降下行動
2 産卵場はどこにできるのか?
3 知っておきたい落ち鮎漁の話
4 卵を食べるアユ
5 6ミリの生き残り戦略――海に下るアユ
冬
1 アユは海のどこにいるのか?
2 どうやって浅所へ移動するのか?
3 稚魚の群れ
4 海で何を食べているのか?
5 波打ち際でのアユの生活
6 海での分布と広がり――川を離れた仔アユの行方
7 海での生き残りと遡上量
8 和歌山の漁師さんとの出会い
9 河口域での最近の研究から
10 わずか1年の寿命なのに、ふ化期間はなぜ長い?
春
1 どうやって上るべき川を見つけるのか?
2 生まれた川に帰る?
3 変態するアユ
4 遡上にまつわる誤解
5 遡上を急ぐアユと急がないアユ
6 なぜ川を上るのか?
7 どこまで上るのか?
第2章 変化する川とアユ
1 危機に瀕する、日本の川の生態系
2 川の濁りがひどくなった
3 伏流する水が少なくなった
4 漁場を診断する
5 大量に存在する「上れない魚道」
6 海にたどり着けない仔アユたち
7 魚に配慮することの難しさ
8 ダム湖でたくましく生きるアユ
9 ダムのある川
第3章 アユの放流と漁協
1 放流種苗の種類と特性を知る
2 放流された湖産アユの運命
3 ベストなアユの密度とは?
4 種苗放流の功罪
5 放流だけではアユは増えない
6 放流の意味を考える
7 天然アユは誰のもの?
8 変わる漁協、変われない漁協
9 漁協の新しい役割
第4章 天然アユを増やすには?
1 アユの経済価値
2 天然アユが減った川、増えた川
3 「川が荒廃するとアユがいなくなる」の誤解
4 天然アユとダム
5 アユにとって大切な産卵場
6 アユを捕りながら増やす方法
7 産卵場を造ることの難しさ
8 産卵場づくりの落とし穴
9 海にいるアユを守るために
10 天然アユは流域の共有財産
コラム1 赤石川のまぼろしのアユ「金アユ」
コラム2 誕生日を調べる(耳石の話)
コラム3 潜水観察秘話
コラム4 差しもどしアユ
コラム5 川の味を評価する利き鮎会
コラム6 変な付着物の正体は?
コラム7 昭和30年代の川の姿
コラム8 市民参加型の魚道改良
おわりに
専門用語解説
参考文献
索引