出版書誌データベース

国際貿易や海外投資の拡大など、経済のグローバル化が急速に進展し、国際的な相互依存関係がますます強まるとともに、一国の経済構造は従来に増して複雑化してきております。このような環境の変化の中で、より適切な貿易政策や経済政策を考える上では、生産や需要、供給の情報を断片的にみるだけでなく、経済構造全体を把握する必要があります。　

そこで、経済産業省では、日本と米国の経済の相互依存関係を把握するために両国の産業連関表を共通分類で連結した「日米国際産業連関表」を1985年以来、日本の産業連関表（10府省庁共同作業）の公表にあわせて５年ごとに作成・公表してまいりました。

この度、米国の基本表である2002年米国表を2005年米国表に加工し、2005年の日本の産業連関表と連結した「2005年日米国際産業連関表」を作成したので、公表致します。

本書は、日米両国における各産業の生産活動が、国内及び国外のどのような産業または最終需要との関連で行われているかを明らかにするため、2005年において日米両国内および両国間で行われたすべての財・サービスの取引を一覧表にまとめたものです。国際経済の分析・検討を行う際の必携書。

はじめに

Ⅰ．2005年日米国際産業連関表による分析
　第１章　日米表からみた日本と米国の経済構造の比較
　第２章　2005年日米国際産業連関表からみた誘発効果と相互依存
　第３章　（トピックス）2005年の日米間の生産波及と雇用誘発
　［参考］2005年日米国際産業連関表の分析モデル式

Ⅱ．2005年日米国際産業連関表の作成方法
Ⅰ．174部門基本分類表
　１．取引基本表（投入表
　２．取引基本表（産出表
Ⅱ．54部門統合表
　１．取引額表
　２．投入係数表
　３．逆行列係数表
　４．生産誘発
　　.　最終需要項目別生産誘発額
　　.　最終需要項目別生産誘発係数
　　.　最終需要項目別生産誘発依存度
　５．付加価値誘発
　　.　最終需要項目別付加価値誘発額
　　.　最終需要項目別付加価値誘発係数
　　.　最終需要項目別付加価値誘発依存度
　６．全世界からの輸入誘発
　　.　最終需要項目別輸入誘発額
　　.　最終需要項目別輸入誘発係数
　　.　最終需要項目別輸入誘発依存度
　７．相手国からの輸入誘発
　　.　最終需要項目別輸入誘発額
　　.　最終需要項目別輸入誘発係数
　　.　最終需要項目別輸入誘発依存度

Ⅲ．27部門統合表
　１．取引額表
　２．投入係数表
　３．逆行列係数表
　４．生産誘発
　　.　最終需要項目別生産誘発額
　　.　最終需要項目別生産誘発係数
　　.　最終需要項目別生産誘発依存度
　５．付加価値誘発
　　.　最終需要項目別付加価値誘発額
　　.　最終需要項目別付加価値誘発係数
　　.　最終需要項目別付加価値誘発依存度
　６．全世界からの輸入誘発
　　.　最終需要項目別輸入誘発額
　　.　最終需要項目別輸入誘発係数
　　.　最終需要項目別輸入誘発依存度
　７．相手国からの輸入誘発
　　.　最終需要項目別輸入誘発額
　　.　最終需要項目別輸入誘発係数
　　.　最終需要項目別輸入誘発依存度

Ⅳ．付帯表
　１．日本の輸出マトリックス
　２．米国の輸出マトリックス
　３．日本の輸入マトリックス
　４．米国の輸入マトリックス

Ⅴ．2005年日米国際産業連関表の部門分類
　１．部門分類コード体系
　２．日米共通部門分類表
　３．日米産業連関表の基本分類と日米共通部門分類との対応表