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日本比較法研究所研究叢書 122

ペーター・ヘーベルレの憲法論

立憲国家における憲法裁判を中心に

著:畑尻 剛

紙版

内容紹介

日本の憲法学界にも大きな影響を与えている現代ドイツ憲法学の泰斗の一人であるへーベルレの多様で豊饒な憲法論を、憲法裁判を中心に、①日本におけるその「受容と批判」、②その理論の壮大な実験場となった「ドイツ統一」、③憲法問題としての「将来世代に対する責任」、④財政に対する憲法原理としての「世代間の公平」など、様々なテーマで縦横無尽に語りつくす。著者の40年にわたる研究の集大成。人間の尊厳を核とするへーベルレの開かれた「希望の憲法論」は、「不寛容」、「分断」、「不透明」、「閉塞」という現下の現代立憲国家の危機的状況を打破するための有益な示唆を与えてくれる。

目次

Ⅰ 人とその活動
Ⅱ P.ヘーベルレの憲法論 ―日本における受容と批判―
Ⅲ ドイツ統一におけるP.ヘーベルレ
Ⅳ P.ヘーベルレの憲法裁判論
Ⅴ 憲法問題としての「将来世代に対する責任」
Ⅵ 財政に対する憲法原理としての「世代間の公平」

著者略歴

著:畑尻 剛
中央大学法学部教授

ISBN:9784805708224
出版社:中央大学出版部
判型:A5
ページ数:198ページ
定価:2300円(本体)
発行年月日:2021年01月
発売日:2021年02月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LND