出版社を探す

竹書房文庫 か19-2

被疑者アンデルセンの逃亡  下

著:A.J.カジンスキー
著:トーマス・リュダール
訳:池畑 奈央子

紙版

内容紹介

なぜ人魚姫は泡となり消え、マッチ売りの少女は凍えて死んだのか?
『人魚姫』と『マッチ売りの少女』--世界的名作童話の“if”を巡る歴史ミステリ


真犯人を突き止めるため、アンデルセンはモーリーを説得。強引に協力を取り付けると、アナが眠る病院へ向かう。引き揚げられたアナの亡骸を見たとき、アンデルセンは奇妙な違和感を抱いていた。その理由を確かめるため忍び込んだ霊安室でアンデルセンは、ついに他が仮を掴む。アナの胸元に別の誰かの乳房が縫い付けられるのを発見したのだ。違和感の原因はこれだった。
恐らく、被害者はもう一人いる。そして、その先に真犯人がいるはずだ……。
アンデルセンはさらなる証拠を探すも、その動きを察知した真犯人も動き出す。無人の倉庫でアンデルセンを強襲。意識を奪うと、急勾配の階下へ転落させることに成功する――。

著者略歴

著:A.J.カジンスキー
A.J.カジンスキー
アンデルス=ロンノウ・クラルントとヤコブ・ヴァインリヒによる小説家ユニット。『Den sidste gode mand』や『Sovnen og doden』などの共同執筆作は、デンマーク国内で45万部を売り上げ、25か国以上で出版されている。
著:トーマス・リュダール
トーマス・リュダール
小説家。デビュー作『楽園の世捨て人』(早川書房)は15か国以上で出版。同作で「デンマーク新人文学賞」(2014)、「デンマーク犯罪スリラー小説賞」「ガラスの鍵賞」(2015)を受賞。
訳:池畑 奈央子
池畑奈央子
フランス文学翻訳家。筑波大学比較文化学類卒、ロンドン大学修士課程修了。訳書にモーリス・ルブラン『リュパン、最後の恋』(共訳/東京創元社)、エレーヌ・グレミヨン『火曜日の手紙』(早川書房)、モーリス・ルブラン『怪盗紳士 アルセーヌ・ルパン』(共訳/KADOKAWA)などがある。

ISBN:9784801932173
出版社:竹書房
判型:文庫
ページ数:400ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2022年08月
発売日:2022年08月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB