モートン・フェルドマン
著:高橋智子
紙版
内容紹介
《彼は作曲家の責任をつくることから受け入れることへと変えた。》(ジョン・ケージ)
〈沈黙〉を超えて〈静寂〉へ――
図形楽譜の発明者にして、演奏時間4時間を超える長大な楽曲を書いた作曲家、ニューヨーク・スクールの中心人物にしてベケットやロスコとも協働したモートン・フェルドマンとは何者だったのか。
同時代の作曲家や抽象表現主義の画家たちとの交流を通じて、変転するその全貌を描き出す。ケージと並ぶ現代音楽の最重要人物、待望のモノグラフ!
目次
はじめに
第1章 完全に抽象的な音の冒険――1950年代の図形楽譜
第2章 「音それ自体」の探究――1960年代の自由な持続の記譜法
第3章 カテゴリーの間――1970年代前半の例外的な音楽
第4章 歪んだシンメトリー――晩年の長大な音楽
終わりに――音楽は芸術の形式なのか?
注
参考文献
あとがき
ISBN:9784801006928
。出版社:水声社
。判型:4-6
。ページ数:356ページ
。定価:3800円(本体)
。発行年月日:2023年01月
。発売日:2022年12月23日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVM。