存在の探求
著:相沢義男
紙版
内容紹介
存在論の極北へ
世界から意味を抜き取るとき純粋な存在が現出する。この観点から、グレアム・ハーマン、マルクス・ガブリエルら、意味に依存し存在を現出せしめることのない実在論を批判的に検討。さらに返す刀でハイデガーの実在論を両断する!
目次
序にかえて――なぜ無ではなく
第一章 知覚と物自体
1 知覚とは何か
2 実在論と反実在論
3 物自体の拡張⑴――グレアム・ハーマンの場合
4 物自体の拡張⑵――マルクス・ガブリエルの場合
第二章 知覚と存在
1 知覚と存在
2 超越としての存在
3 現存在の存在了解
4 基礎存在論の挫折
第三章 存在と無
1 実在する時間
2 時間と存在
3 存在と無
4 存在の論理
「あとがき」にかえて――存在論としての実在論