出版書誌データベース

介護職にとって最も基本となる「介護技術」を、
体位変換から、車いすの移動・移乗、歩行、
そして生活場面に欠かせない食事・排泄・入浴・着替えなど
11の場面に分けて、豊富なイラストとともに解説した実用書。
「介助のやり方」だけでなく、「その動作の根拠や意味」がわかるから、
自分の介護技術に自信が持てる！

【本書の特長】
介護現場で必須となる介助の手順や流れ、身体の使い方を、
豊富なイラストとともにわかりやすくまとめた１冊！

・図解イラストで、動作の流れとポイントが一目でわかる！
・手順や動作一つひとつの根拠がわかる！
・利用者の残っている力を引き出す視点と技術が学べる！
・介助の程度に合わせて適切に対応できる！

【目次】
第1章　介護技術を始める前に
第2章　体位変換、起き上がり、立ち上がり、着座
第3章　褥瘡・拘縮予防
第4章　車いす、移乗・移動
第5章　食事、排泄、入浴、着替え、身だしなみ

第1章　介護技術を始める前に
1-1　介護技術を行う前に
1-2　利用者に触れること
1-3　利用者を動かすこと

第2章　体位変換、起き上がり、立ち上がり、着座
2-1　体位とは何か
2-2　寝返り
2-3　起き上がり
2-4　立ち上がり
2-5　着座

第3章　褥瘡・拘縮予防
3-1　褥瘡・拘縮に関する基礎知識
3-2　ポジショニングの準備
3-3　寝たきり状態の利用者のポジショニングの手順

第4章　車いす、移乗・移動
4-1　車いすに関する基礎知識
4-2　車いすの移乗
4-3　車いすでの移動
4-4　歩行

第5章　食事、排泄、入浴、着替え、身だしなみ
5-1　食事
5-2　排泄
5-3　入浴
5-4　着替え
5-5　身だしなみ

著：山﨑隆博
医療法人社団山川会介護老人保健施設ケアセンター芳川 リハビリテーション部責任者。
祖父の介護と死をきっかけに理学療法士を目指す。移乗介助時に車いすに乗っている利用者の足を傷つけてしまうなど、数多くの失敗を経験。あらゆる本を読んだり、研修会に参加したりするなど、知識の習得と実践を重ねる日々を過ごす。ある時、介護職・看護職に介護技術について指摘したところ、「現場の介護職は忙しいからそんなことはできない」と一蹴され、「利用者が安全に安心して豊かに過ごせるためには、利用者の生活に最も近い現場の職員が心身ともに前向きに取り組めることが必要だ」と学ぶ。
現在は「利用者にも現場にも愛のある介護技術の伝道師」として、全国の施設で研修会やセミナー講師を務める。「潜在的な想い」「揺るぎない根拠」「洗練された技術」を持ち合わせた介護技術のプロを養成している。