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信山社新書

地球上のどこかに住む権利

現代公法学へのエチュード

著:小畑 郁

紙版

内容紹介

◆≪現代公法学≫への扉を開く法学「脱」入門◆
グローバルに生きていくために必要な知識・考え方を、さまざまな素材を用いて平易に説く、法学に関する「脱」入門書。国際法を専門とする著者が、国際法の研究・教育を超えて、今、世界で起きている様々な事象を考える。「現代公法学」への扉を拓く、法学「脱」入門。

目次

『地球上のどこかに住む権利 ― 現代公法学へのエチュード』(信山社新書)

  小畑 郁 (名古屋大学大学院法学研究科教授) 著


【目 次】

◆第一部 地球上のどこかに住む権利

一 地球上のどこかに住む権利
二 無国籍者は『本国』への送還を「忌避」しているのか

◆第二部 日本の外国人法の立法構想の一側面

一 人権侵害防止のための追放送還禁止原則の国内実施

◆第三部 世界の現場から人権を考える

一 人工妊娠中絶をめぐるスイスの国民投票
二 エストニア・ラトビアにおけるロシア人の国籍と人権
三 フランスとドイツのはざまで
四 アジア「難民危機」への想像力

◆第四部 国際人権保障制度の理論と実際

一 ヨーロッパ人権裁判所の五〇年
二 銀行口座からお金が引き出せなくなって…
三 発足一〇周年を迎えた国連人権理事会
四 国際社会における人権の実現と「ウィン・ウィン協力」概念

◆第五部 アジアと日本の社会と法を考える

一 アジアにおける日本発の法学教育について
二 マクロ福祉主義の「蔓延」がもたらす思想的危機をどう克服するか
三 アジアにおける日本法教育の実績と可能性
四 東南アジアにおける根強い機能主義と原初的立憲主義の可能性

◆第六部 グローバル化のなかの法・法実務・法学

一 司法の世界化・世界の司法化のなかの日本の司法改革
二 「国際人権」とその教育の「学際性」・国際的文脈
三 グローバル化の時代に、新しい法律学を創り出す

【付録】より遠く・高く・美しい跳躍をするために

著者略歴

著:小畑 郁
名古屋大学大学院法学研究科教授

ISBN:9784797281095
出版社:信山社出版
判型:新書
ページ数:188ページ
定価:980円(本体)
発行年月日:2022年08月
発売日:2022年08月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LND