はじめに――に多大な影響を与え続ける「道教」とは
第一章 日本人が知らない本当の道教
道縁に導かれて
なぜ私は道士になったのか
眉間に現れた紅いアザ
縁に導かれるように台湾へ
道士への道が開けて
道教的生き方は天から愛される生き方
「趨吉避凶」の叡智が満ちる道教の教え
繁栄している一族の秘密
福、禄、寿を備えた「純陽の人」とは
世代を超えた福の連鎖の仕組み
仙人と不老不死の真実
本当の仙人は精力旺盛
日本人が誤解しやすい「老子」と「タオ」
道教の世界は、ギブ・アンド・テイク
第二章 目に見えない神と鬼のパワー
あらゆるものに正邪がある
危険の多い神霊の世界
道教のダークサイド
邪道の霊能者にご用心
なぜ道教には秘伝が多いのか
道教の神、日本の神
霊界への贈り物
神様は香気を食す
鬼とつきあう秘術
陰霊を使いこなす法術「養鬼」
正の童子、邪の童子
養鬼を使った危険な呪術
法を悪用する道士は必ず報いを受ける
神とつながるために
道士の修行
神仏を降臨させる道士達
神霊と交流する「童乩」と「通霊」
童乩は神から選ばれし霊媒者
依頼心を捨てれば「御陰様」の力が発動される
第三章 天運をつかむ吉凶禍福の原理
人生をつかさどる見えざる大きな力
「命運」が吉凶禍福のすべて
生命磁場と運の巡りとの関係
「命」の陰陽を知る
人の心や意識は末端に表れる
「虚」になれば吉凶がわかる
凶を減らすための方法
心に羅針盤を持つ
情のコントロールができない人は騙されやすい
天が定めた吉凶定数を変える方法
福が福を呼ぶ吉福連鎖の法則
福の種蒔きをする
神様を喜ばせる
「実践すること」で天の心と調和する
第四章 邪気は人の運気を奪う
邪気とはマイナスのエネルギー
言葉、仕草、振る舞い、すべて運気に関わっている
運のいい人、悪い人
邪気は負の連鎖を引き起こす
人から運気を奪われないために
「死気」の恐怖
自分を中から強くする方法
生命磁場を強め邪気の影響を弱める
自然のパワーでプラスエネルギーを養う
霊木「榕樹」と「清浄水」でのお浄め
塩と米でも邪の侵入を防げる 142
香草を使った邪霊から身を護る方法
第五章 間違いだらけの日本の風水
風水が変われば吉凶も変わる
なぜ徳川家康は風水にハマったのか
女鬼の棲む家
福を招く家、災いの多い家
陽の家と陰の家
簡単な見分け方
家の正面に玄関と門がある家は吉
マンションの吉凶
やっぱりトイレは大事
陰宅(お墓)を大事にしない家は福が逃げる
骨を狙った台湾の振り込め詐欺
子孫の吉凶禍福を担う陰宅
中華文化圏ではなぜ「二度葬」にするのか
先祖の骨は天地の気を子孫に送る発信機
日本でも実践できる道教式先祖供養
第六章 不老不死を実現する
陽の気でつくられた「陽神」とは
道教の最高目標は「不老不死」
さまざまな「養身」の法
体内の濁気を抜くための「吃素」
食の重要性
いい水は最高の体づくりに不可欠
自然のよい磁場に触れる
女性の精気をもらって長生する「採陰補陽」
「外丹」と「内丹」
道教の真髄「内丹」の法
修仙の秘訣は「重力からの解放」
天地の重力線と身体の重心線を同調させる
実践する不老不死
行を始めるにあたっての注意と用意
「タオ」と一体化し、陽気を循環させる
あらゆる災いから無縁の人生へ
人は天地の縮図である
心身が「静」になり、五感を超えた感覚が目覚める
文庫版のためのあとがき