人間本性を哲学する
生得主義と経験主義の論争史
著:次田 瞬
紙版
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内容紹介
「生まれつき」は存在するか?
哲学史上もっとも危険かつ複雑な論争のゆくえ
人間の合理的な営みの根源を成す、知能や言語能力、推論や数学の知識は、生まれつきのものなのか、それとも環境によって書き込まれたものなのか。複雑かつ神秘的な人間の心の仕組みをめぐって、ときに政治や道徳を巻き込みながら激しく交わされた論争の歴史を丁寧に解きほぐし、「人間本性」という哲学史上の壮大な謎に迫る、俊英による挑戦の書。