靖国神社論
著:岩田 重則
紙版
内容紹介
近現代がつくりだした鎮魂の起源と思想の源流をもとめて
神道でありながら、死者を祀るという鎮魂のありかたを誕生させた「靖国神社」。これまでにない祭祀のかたちはどこからきて、そして、どのように錬磨されていったのか。楠正成、水戸学、吉田松陰、奇兵隊、明治維新……。その起源をめぐる旅は、まさに近現代日本の動乱と、そこに生きた人びとの足跡をたどるものとなった。史料をとことんまで精査、圧倒的な現地調査から導き出される、あたらしい近現代日本精神史。