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「結婚式は断然，教会がいい！」「葬儀に参列し深く感動してミサに来ました」。そう言いながら、教会に属することを望まない人は多く、救いを求めキリストに従いたい人はたくさんいるのに、教会に人々を惹きつける魅力がないのは、なぜか？ユダヤ教から独立し、キリストによって作られ、世界に派遣された教会は、歴史の変遷と世界の状況に応じて、発展してきました。しだいに確立された聖書の正典や教義・職制・諸秘跡、信仰生活について学んだその上で、キリスト者は今、現代を生きる人々にどのように神の愛と救いの業を伝え、証しし、奉仕していくのかを、母である教会と共に学ぶ分かりやすい教会論です。

著：百瀬文晃
イエズス会司祭。1940年、東京で生まれる。1961年、イエズス会入会。1970年、フランクフルトで司祭叙階。1977年、フランクフルト・聖ゲオルグ神学大学で神学博士号を取得。帰国後は、上智大学神学部で教える。2001年、アテネオ・デ・マニラ大学（フィリピン）神学部で客員教授。2007年より広島教区で司牧に従事し、現在に至る。著書に『キリスト教の輪郭』『キリストに出会う』『子どもたちと読む聖書』『ここが知りたい キリスト教への25の質問』『キリスト者必読　生涯学習のためのキリスト論』（女子パウロ会）、『キリストを知るために』（サンパウロ）ほか。