ティク・ナット・ハンが「般若心経」を、現代人にもわかりやすく翻訳・解説しなおして2017年夏に刊行された書の日本語版。(発行=野草社)
「すべてのものは存在し、現実であると考えるのか。それとも、何ひとつ存在などしない、現実ではないと考えるのか。私たちがかしこければ、般若心経は、私たちがそのあいだにある中道を見いだせるように助けてくれるでしょう。」――ティク・ナット・ハン
般若心経は、私たちがもっとも親しんでいる仏教経典のひとつで、解説書もたくさん刊行されていますが、なかでもティク・ナット・ハン師の解説は、現代人に般若心経の教えをわかりやすく伝えるものとして有名です。
最初の解説は一九八八年に出されましたが、ティク・ナット・ハン師は二〇一四年に、誤解を招きやすい箇所に新たな解説を加えました。その内容は「空」の意味をより明確にしたものですが、それを反映したのが本書The Other Shore: A New Translation of the Heart Sutra with Commentaries です。
また後半には、ティク・ナット・ハン師がアメリカの刑務所で行った法話の記録Be Free Where You Are も収載しました。マインドフルネスについてわかりやすく語られていますので、あわせて参考にしてください。
本書が般若心経をより深く理解するためのお役に立てれば幸いです。(野草社編集部)