序 章
第1節 研究動向
第2節 本論文の課題
第3節 論文の構成
第1章 御後絵の歴史と戦前の保管をめぐる経緯について
第1節 第二尚氏時代の御後絵とその制作について
第2節 鎌倉芳太郎の調査
第3節 真境名安興・比嘉朝健の調査
第4節 真栄平房敬による証言
小 結
図 版
第2章 北東アジアにおける御後絵の図像的特徴
第1節 御後絵に描かれた多様な図像の考察
第2節 日本の天皇の肖像画
第3節 朝鮮王朝の国王の肖像画(御真)
第4節 中国の皇帝の肖像画コレクション(南薫殿図像)
小 結
図 版
第3章 御後絵の国王衣裳の考察
第1節 明代の国王御後絵の衣裳
第2節 清代御後絵の国王衣裳
第3節 御後絵の国王衣裳が意味するもの
小 結
図 版
第4章 御後絵の家臣団について
第1節 御後絵の家臣団の図様の特徴
第2節 国王の儀仗について
第3節 尚純公御後絵の家臣団との比較
小 結
図版
第5章 御後絵に描かれた家具および道具類について
第1節 御後絵の家具および道具類の図像
第2節 衝立について
第3節 玉座との比較-香炉の出現と儀礼の変化について-
小 結
図 版
第6章 『程順則画像』について
第1節 程順則画像』とは
第2節 先行研究と本研究の問題設定
第3節 中国の祖先像の起源と明末清初の状況
第4節 家譜による家臣団の把握と祖先祭祀による琉球の肖像画への影響
第5節 近世琉球期の中国絵画の導入と殷元良の経歴
第6節 『程順則画像』の描写の考察
小 結
図 版
第7章 『喜久村絜聡(片目地頭代)画像』について
第1節 像主の経歴
第2節 画賛の成立と家譜の編纂について
第3節 画像に見る像主の表現
第4節 琉球の衣冠制度と絵画表現
小 結
図 版
第8章 首里士族の肖像画の成立と展開
第1節 御後絵様式の肖像画の広がり
第2節 首里士族像画の様式の確立
第3節 メッセージを発する肖像画
小 結
図 版
終 章
第1節 御後絵の図像における国王イメージの表出と変化
第2節 士族層における儒教的な祖先祭祀の受容と肖像画の成立
第3節 琉球の想像画の展開とその要因