[序論]
1 栄養学とは
(1)栄養学の重要性
(2)栄養学の歴史
2 現代人の栄養上の問題点は何か
(1)近年の栄養問題
(2)現代の栄養問題
(3)現代の健康障害と各種栄養素の関係
[1 消化と吸収]
1-1 摂食行動
(1)摂食の調節機構
(2)時間栄養学
1-2 食物はどのような順序で消化器官を通過するのか
(1)口腔
(2)食道から胃
(3)小腸
(4)大腸
1-3 消化液にはどのような種類があるか
(1)唾液
(2)胃液
(3)膵液
(4)胆汁
(5)その他
1-4 吸収はどのような仕組みで行われているか
(1)吸収の機構
(2)栄養素の吸収部位
1-5 消化・吸収された栄養素はどのようにして運ばれるか
(1)循環器系
(2)リンパ系
(3)栄養素の行方
1-6 消化と吸収の調節
(1)神経の刺激とホルモン
(2)自律神経による調節
1-7 その他の因子には何があるか
(1)腸内細菌叢
1-8 摂取すべき食品の量はどのように決められているか
(1)消化吸収率
[2 たんぱく質]
2-1 たんぱく質を化学する
(1)たんぱく質の定義
(2)アミノ酸
(3)必須アミノ酸
(4)たんぱく質の構造
(5)たんぱく質の分類
(6)たんぱく質の物理化学的性質
2-2 たんぱく質の体内での働きとは
(1)生体内のペプチド・たんぱく質の働き
(2)ペプチドホルモン
(3)必須アミノ酸の必要量
(4)たんぱく質栄養価の判定
(5)たんぱく質の食事摂取基準
2-3 たんぱく質はどのように消化・吸収・代謝されるか
(1)たんぱく質の消化
(2)たんぱく質の吸収
(3)たんぱく質の代謝
(4)食物アレルギー
[3 脂質]
3-1 脂質を化学する
(1)脂質の定義と分類
(2)脂質の化学
3-2 脂質の体内での働きとは
(1)エネルギー源
(2)必須脂肪酸
(3)エイコサノイド
(4)生体膜構成成分
(5)ステロイドホルモン
(6)その他の作用
(7)脂質の摂取量
3-3 脂質はどのように消化・吸収・代謝されるか
(1)食事脂質の消化・吸収
(2)脂質の体内運搬・貯蔵
(3)脂質の分解
(4)脂質の合成
(5)コレステロールの代謝
(6)脂質と疫病
[4 炭水化物]
4-1 炭水化物を化学する
(1)炭水化物の定義と分類
(2)単糖
(3)オリゴ糖(少糖)
(4)多糖
4-2 炭水化物の体内での働きとは
(1)エネルギー源としての炭水化物
(2)非エネルギー源としての炭水化物
(3)炭水化物とほかの栄養素との関係
(4)炭水化物摂取の現状
(5)炭水化物の食事摂取基準
4-3 炭水化物はどのように消化・吸収・代謝されるか
(1)炭水化物の消化
(2)炭水化物の吸収
(3)糖質代謝
4-4 食物繊維の効用とは
(1)食物繊維に対する考え方の変化
(2)食物繊維の定義
(3)食物繊維の生理作用
(4)食物繊維の目標摂取量
[5 エネルギー]
5-1 食物からエネルギーへ
(1)エネルギーの定義
(2)エネルギーの消費
(3)アルコールの栄養
5-2 運動と栄養
(1)運動エネルギー
(2)最大酸素摂取量
(3)健康を増進するための運動
(4)運動と栄養素等摂取量
[6 ミネラル(無機質)]
6-1 ミネラルの必要性を考える
6-2 ミネラルは体内のどこに分布しているか
(1)生体組織の構成成分としてのミネラル
(2)生体機能の調節に関与するミネラル
6-3 ミネラルの働きと欠乏・過剰について
(1)多量ミネラル
(2)微量ミネラル
6-4 水を考える
(1)水の機能
(2)水の出納
(3)脱水と浮腫
6-5 電解質による調節
[7 ビタミン]
7-1 ビタミンの必要性を考える
(1)ビタミンの概念
(2)栄養素としてのビタミン
(3)ビタミン発見・研究の歴史
7-2 各脂溶性ビタミンの働きと欠乏・過剰について
(1)ビタミンA
(2)ビタミンD
(3)ビタミンE
(4)ビタミンK
7-3 各水溶性ビタミンの働きと欠乏・過剰について
(1)ビタミンB1
(2)ビタミンB2
(3)ビタミンB6
(4)ナイアシン
(5)パントテン酸
(6)ビオチン
(7)葉酸またはフォラシン
(8)ビタミンB12
(9)ビタミンC
[8 栄養と遺伝子]
8-1 はじめに
8-2 DNAの基礎
8-3 ビタミンやミネラルと遺伝子
8-4 食生活と遺伝子(時計遺伝子)
[付表]
1 日本人の食事摂取基準(2025年版)
2 栄養素等摂取量の年次推移
3 エネルギーの栄養素別摂取構成比
4 栄養素等摂取量,食品群別摂取の状況
5 栄養バランスのとれた食事の状況
6 身体活動・運動の状況
7 食事バランスガイド
演習問題解答
参考文献
索引
[コラム]
期待される分子栄養学の展開
食物アレルギーと腸管免疫
食事量過剰も発がん危険因子
アミノ酸代謝異常症
アミノ酸樽
食事脂質を考える1 ~多価不飽和脂肪酸~
脂質に蓄積する危ないもの ~農薬・ダイオキシン類~
食事脂質を考える2 ~コレステロール~
AGEs終末糖化最終産物
食物繊維とルミナコイド
脂肪細胞は分泌臓器
イッキ飲みには要注意!
ミネラルの栄養状態とQOL
思春期女性のPMSと潜在性鉄欠乏状態
代謝調節に欠かすことができないミネラル
デートとビタミンAの関係
栄養と遺伝子の修飾
食生活とがん