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GISのフリーソフト「QGIS」の使い方を、人文・社会系の初学者のために平易に解説。

難しい概念の説明は必要最小限に、QGISでできること、そのインストールの手順から、わかりやすい説得力のある地図づくり、各種アウトプットの方法まで、GISの学習をあきらめていた人でも確実にQGISの操作スキルを身につけることができます。
バージョンアップと新しいプラグインソフトの登場、地図の融合の際にゴミが発生するトラブル、再計算されないデータの再計算等に対応し、実践利用に耐えうる説明を充実させた増補改訂版。


●著者紹介
金 徳謙（キム　トクケン）
広島修道大学商学部教授。ソウル生まれ。韓国京畿大学校卒業後、来日し、旅行会社勤務を経て、立教大学大学院観光学研究科博士後課程満期退学。

第１部　基礎編　GIS を知る
　
　I　GIS を知る
　　　　1．GIS の歴史
　　　　2．GIS は道具のひとつ
　　　　　　（1）GIS でできること
　　　　　　（2）GIS はさらに普及する
　Ⅱ　位置表示とデータ
　　　　1．位置表示
　　　　2．測地系と座標系
　　　　　　（1）UTM 座標系
　　　　　　（2）平面直角座標系
　　　　　　（3）EPSG コード
　　　　3．GIS で使うデータ
　　　　　　（1）データの形式
　　　　　　（2）地図データ

第２部　準備編　GIS の導入と設定

　Ⅲ　QGIS の導入
　　　　1．QGIS の特徴
　　　　2．QGIS のダウンロード
　　　　3．QGIS のインストールと起動
　　　　　　（1）QGIS のインストール
　　　　　　（2）QGIS の起動
　　　　　　（3）QGIS の起動画面と各部の名称
　　　　4．XYZ Tiles の設定

第３部　発展編　データの取得と編集

　Ⅳ　データのダウンロードと変換
　　　　1．データ利用に欠かせない「圧縮ファイルの展開」
　　　　　　（1）ファイル形式の理解
　　　　　　（2）圧縮ファイルの展開
　　　　2．e―Stat
　　　　　　（1）ダウンロードできるデータ
　　　　　　（2）地図データのダウンロードと確認
　　　　　　（3）統計データのダウンロード
　　　　3．国土数値情報
　　　　　　（1）ダウンロードできるデータ
　　　　　　（2）データのダウンロード
　　　　　　（3）データ構造の確認

　Ⅴ　地図の表現
　　　　1．地図の表示
　　　　　　（1）ポリゴン（面）データの表示
　　　　　　（2）レイヤと表示の順番
　　　　　　（3）地図データの表示――ポイント（点）とライン（線）
　　　　2．ツールバーの操作
　　　　3．表示調整
　　　　　　（1）レイヤプロパティの操作
　　　　　　（2）レイヤの属性テーブルの閲覧

　Ⅵ　地図の編集
　　　　1．地物の選択と選択解除
　　　　　　（1）地物の選択
　　　　　　（2）選択の解除
　　　　2．地物の一部削除
　　　　3．地物の抽出（選択保存）
　　　　　　（1）抽出地物の選択
　　　　　　（2）抽出地物の保存
　　　　4．地物の切り抜き（クリップ clip）
　　　　　　（1）クリップ（clip）
　　　　　　（2）クリップと「場所による選択」の相違
　　　　　　（3）その他の便利な機能
　　　　5．レイヤの結合（マージ merge）
　　　　6．レイヤの融合（ディゾルブ dissolve）
　　　　　　（1）ディゾルブ
　　　　　　（2）ディゾルブ後の不具合（ゴミ）への対処
　　　　　　（3）フィールドの再計算

　Ⅶ　地図データとテーブルデータの関連づけ
　　　　1．csv データの読み込みと変換
　　　　　　（1）csv 形式への変換
　　　　　　（2）csvt ファイル
　　　　2．結合（joint）
　　　　　　（1）結合（joint）とは
　　　　　　（2）テーブルデータの結合
　　　　3．表計算ソフトからの読み込み
　　　　　　（1）プラグインの追加
　　　　　　（2）テーブルデータの読み込み
　　　　　　（3）位置情報付きテーブルデータの読み込み
　　　　4．Clipboard からの読み込み
　　　　　　（1）プラグインの追加
　　　　　　（2）テーブルデータの読み込み

第４部　表現編　高度な表現と印刷

　Ⅷ　高度な表現
　　　　1．ラベル・コントロール
　　　　　　（1）ラベルの表示（基本表現）
　　　　　　（2）ラベルの表示（詳細設定の追加）
　　　　　　（3）ルール付きラベル表現
　　　　2．シンボロジ・コントロール
　　　　　　（1）マーカーの変更（点データ）
　　　　　　（2）ラインの変更（線データ）
　　　　3．地図表現の例
　　　　4．グラフ表示（ダイアグラム）
　　　　　　（1）グラフ化するフィールドの設定
　　　　　　（2）グラフの表示サイズの設定
　　　　　　（3）その他のグラフの見映え調整

　Ⅸ　印刷レイアウト
　　　　1．レイアウトウィンドウの準備
　　　　2．必須アイテムの追加
　　　　　　（1）地図の追加
　　　　　　（2）方位記号の追加
　　　　　　（3）スケールバーの追加
　　　　　　（4）凡例の追加
　　　　3．応用アイテムの追加
　　　　　　（1）ラベルの追加
　　　　　　（2）属性テーブルの追加
　　　　4．アイテムの表示と編集
　　　　5．レイアウトのエクスポート


　　あとがき
　　索引

著：金　徳謙
広島修道大学商学部教授。ソウル生まれ。韓国京畿大学校卒業後、来日し、旅行会社勤務を経て、立教大学大学院観光学研究科博士後課程満期退学。