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アサーティブネス

その実践に役立つ心理学

著:堀田 美保

紙版

内容紹介

どうしても合わない人に、また、自分自身に対してもモヤモヤを抱えていませんか?自他尊重の態度を学び、自己嫌悪に別れを告げよう。

目次

第1章 アサーティブであること
1 日常的に見られるコミュニケーションタイプ  
1.3つのコミュニケーションの型  
2.コミュニケーションを考える2つの軸  
2 アサーティブなコミュニケーションのスタンス  
1.アサーティブネスを支える柱  
2.柱を支える土台  

第2章 アサーティブネスの生い立ちと心理学的ルーツ
1 アサーティブネスの生い立ち  
1.心理療法としての誕生  
2.心理療法から心理教育へ  
3.心理学の発展に伴ってアサーティブネスに加わった要素  
2 アサーティブネスのルーツ  
1.「行動」という要素~行動主義心理学(Behaviorism)  
2.「認知」という要素~認知主義心理学(Cognitive psychology)
3.「人間尊重」という要素~人間性主義心理学(Humanistic psychology)  
4.心理学発展の社会的背景  
この章のまとめ  

第3章 自分の感情と向き合う
1 アサーティブネスにおける感情との向き合い方のポイント
1.自分の感情を誠実にみつめる  
2.感情を言葉で表現する  
3.自他尊重に基づき感情を表現する  
2 アサーティブに感情と向き合ううえで,役立つ心理学の話
1.感情は私たちの役に立っている  
2.感情とは身体的反応に対する言葉のラベルである  
3.感情のコントロールには良し悪しがある  
この章のまとめ  

第4章 自分の想いを伝える
1 アサーティブネスにおける想いの伝え方のポイント  
1.言葉にして,伝える  
2.具体的に,客観的に整理する  
3.言葉と態度を一致させる  
2 アサーティブに自分の想いを伝えるうえで,役立つ心理学の話  
1.人はそれぞれの現実を生きている  
2.言葉以外が意外と伝わる?  
3.言葉にすることで社会的な力が得られる  
この章のまとめ  

第5章 自分への〈批判〉を扱う
1 アサーティブネスにおける〈批判〉の扱い方のポイント  
1.〈批判〉を怖がらない  
2.〈批判〉をいったん受け止め,そしてよく眺めてみる
3.〈批判〉の中身と怒りを分ける  
2 アサーティブに〈批判〉を扱ううえで,役立つ心理学の話
1.〈批判〉の言葉は,自分のすべてではない  
2.〈批判〉にはいろいろなものが含まれている  
3.怒りと思えるものにもいろいろある  
この章のまとめ  

コラム
①気持ちの予測は強めになる~感情のインパクト・バイアス  
②感情体験の筆記におけるポイント  
③持ち運んでいるなわばり  
④「怒った顔」は見つかりやすい  

著者略歴

著:堀田 美保
近畿大学総合社会学部教授。Carleton University. Psychology, Ph. D.
主著に,『現代文化スタディーズ』(共編著,晃洋書房,2001),『テキスト心理学―心の理解を求めて』(分担執筆,ミネルヴァ書房,2000)など。
アサーティブジャパン認定講師。

ISBN:9784779513954
出版社:ナカニシヤ出版
判型:A5
ページ数:164ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2019年09月
発売日:2019年09月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB