まえがき
第1章 背景と目的
1 大学生におけるうつ病予防研究の必要性
[1]身近な精神疾患としてのうつ病
[2]うつ病と自殺
[3]大学生のうつ病に関わる問題
[4]大学生に対するうつ病予防の必要性
2 大学生に対するうつ病予防研究の概観
[1]予防とは
[2]大学生に対するうつ病の一次予防研究の概観
[3]大学生に対するうつ病の二次予防研究の概観
[4]二次予防研究の必要性
3 大学生に対するうつ病の二次予防の実践を捉える理論的枠組み
[1]心理学における予防─個への支援からコミュニティへの支援の転換
[2]コミュニティを対象としたアプローチ
[3]臨床心理学的コミュニティ・アプローチとコミュニティ心理学的臨床実践
[4]大学生に対するうつ病の二次予防を目的とした臨床心理学的地域援助
4 大学生に対するうつ病の二次予防実践に関わる課題の解決に向けて
[1]二次予防を実践する際に留意すべき課題
[2]スクリーニング・テストの精度と倫理的配慮に関する課題
[3]受診の意思決定に資する情報提供のあり方に関する課題
[4]本書の目的と各章の構成
第2章 大学生のうつ病における受診意欲を妨げる要因に関する研究
1 問題と目的
2 方法
[1]対象者と調査手続き
[2]質問紙の構成
3 結果
[1]受診意欲の性差
[2]テキストマイニング
4 考察
[1]受診意欲と性別の関係性
[2]うつ病の受診意欲を妨げる要因についての探索的検討
[3]うつ病における精神科・心療内科への受診を促進するためのモデル検討
[4]研究の限界と今後の課題
第3章大学生のうつ病アナログ群の特徴:スクリーニングの倫理的問題解決のための試み
1 問題と目的
2 方法
[1]対象者
[2]使用尺度
[3]手続き
[4]統計処理
3 結果
[1]対象者の抑うつ重症度
[2]うつ病アナログ群の抽出
[3]うつ病アナログ群の特徴
4 考察
[1]うつ病アナログ群と非うつ病アナログ群の抽出
[2]症状別からみたうつ病アナログ群と非うつ病アナログ群の特徴
[3]うつ病アナログ群の位置づけ
第4章大学生における多様なうつのスクリーニングの試み
1 大学生の抑うつ状態におけるメランコリー親和型と非メランコリー親和型:SDSを援用したスクリーニングの試み
[1]問題と目的
[2]方法
[3]結果
[4]考察
2 大学生の抑うつ状態におけるメランコリー親和型と非メランコリー親和型:BDI-IIを援用したスクリーニングの試み
[1]問題と目的
[2]方法
[3]結果
[4]考察
第5章 うつ病治療における薬物療法に対する大学生のしろうと理論:適切な情報提供を目指して
1 問題と目的
2 方法
[1]対象者と調査手続き
[2]質問紙の構成
3 結果
4 考察
第6章 総合考察:うつ病のリスクのある大学生に対する臨床心理学的支援の展望
1 各研究によって得られた知見の概観とその意義
[1]第2章大学生のうつ病における受診意欲を妨げる要因に関する研究
[2]第3章大学生のうつ病アナログ群の特徴:スクリーニングの倫理的問題解決のための試み
[3]第4章大学生における多様なうつのスクリーニングの試み
[4]第5章うつ病治療における薬物療法に対する大学生のしろうと理論:適切な情報提供を目指して
2 大学内外のコミュニティに対する臨床心理学的地域支援
[1]「問題の認識と査定」の促進
[2]「援助要請の意思決定」に対する支援118
[3]スクリーニング・テストにおいてうつ病ハイリスクとみなされなかった者に対する支援
[4]臨床心理学的地域実践における可能性
3 臨床心理学におけるうつ病予防に関する新たな知見
[1]抑うつの正常と異常の判断:心理アセスメントにおける貢献
[2]アナログ研究に対する貢献
4 課題と今後の展望
[1]スクリーニング・テストにおけるカットオフ値と抑うつ状態の類型に対する妥当性
[2]大学生に対するうつ病の二次予防実践の効果検証
[3]学内外のコミュニティにおけるうつ病予防を目的とした効果的な情報提供のあり方
[4]おわりに:個人のライフを支える水平的人間関係の構築
あとがき
引用文献
索引