初めて再現された「パリの漱石」! 図版多数
百年以上前のパリ万博の年、国民的作家になる前の漱石は、花の都で誰に会い、何を見たか。
当時のパリの街の様子や雰囲気を再現する。
「当時のパリは経済力ではロンドンに劣るとしても、文化、芸術の面ではすでに世界の中心と自他共に許していた。しかも、その滞在時期は西暦でいえば一九〇〇年十月で、「世紀末」という言葉が、とりわけこの都にとって特別の意味を持った爛熟期のただ中ではあり、後にベル・エポック(良き時代)と懐かしまれることになる近代フランス史でも特異な輝き放った時代だった。」(「まえがき」より)