アンダルシアの特異な人間関係と共生の多様な文化と形に光を当てる!
テルトゥリア(クラブ)、カフェ、居酒屋、売春宿、劇場、オペラ、フラメンコ・・・・・・
セビーリャについては、多くのことが語られてきた。旅行者や文学者たちは、テルトゥリアや居酒屋をはじめ、ともに語らい、ともに飲み、食べる公の出会いの場、さらに売春宿の利用、芝居やオペラ見物に出かける情熱などについて多くを語り、これらはフラメンコの歌と踊りの伝播にとって決定的な役割を果たした。しかし、さまざまなソシアビリテ空間がどのように機能し、なぜそうなのか、またセビーリャ文化のなかでいかに定着したのか、といった諸側面は表層的に語られたにすぎなかった。本書は、セビーリャ社会の本質を成す、多様なソシアビリテ空間の結びつきを歴史的文脈のなかに位置づける労作である。