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失われた夜の歴史

著:ロジャー・イーカーチ
他訳:樋口 幸子
他訳:片柳 佐智子

紙版

内容紹介

<夜が暗闇だった時代の、驚くべき真実>

産業革命以前、電灯などもまだなかった当時、
夜の暗闇では悪魔などが跋扈する一方で、
自由を求める人々は夜に解き放たれた。
そして夜間、一度起きてはまた眠る「分割睡眠」が常態だった。

文学・社会・生活・心理・思想・魔術——
私たちが忘れてしまった、夜の魅惑と恐怖を初めて描き尽くした傑作!

 ジョージ・スタイナー、テリー・イーグルトン、絶賛!
 


 ★数々の賞・年間ベストブックを獲得
  (図版多数、カラー8頁)

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::著者:: ロジャー・イーカーチ
ヴァージニア工科大学の歴史学教授。本書を含め、4冊の著作がある。

::目次::
はじめに:もうひとつの王国

●第1部:死の影
 第1章:夜の恐怖——天上と地上
 第2章:生命の危険——略奪、暴行、火事

●第2部:自然界の法則
 第3章:公権力の脆弱さ——教会と国家
 第4章:人の家は城塞である——良い夜のために
 第5章:目に見える暗闇——夜の歩き方

●第3部:闇に包まれた領域
 第6章:暗闇の仕事——仲間と共に
 第7章:共通の庇護者——社交、セックス、そして孤独   
 第8章:騎士ウォーカ———王侯貴族たち   
 第9章:束縛から放たれて——庶民

●第4部:私的な世界
 第10章:寝室でのしきたり——儀式
 第11章:心の糸のもつれ——眠りを妨げるもの
 第12章:私たちが失った眠り——リズムと天啓

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::絶賛::

著者の近代以前の文明における「夜景」の研究は、
文学から社会史、心理学、そして思想史にまでわたっている。
これは第一級の先駆的な功績である。
――ジョージ・スタイナー

途方もなく広範囲にわたる、さまざまな文化の資料を漁り、
魔女から消火活動、建築、そして家庭内暴力に至るまで、
ありとあらゆることを教えてくれる。
――テリー・イーグルトン

・・『ワシントンポスト』『ニューヨーカー』『フィナンシャルタイムズ』
『ガーディアン』『ロンドンタイムズ』ほか、世界の50を超えるメディアで紹介。

◎賞
フィーアルファシータ国立歴史栄誉協会賞、チャールズ・スミス賞、
ヴァージニア図書館ノンフィクション部門賞ほか

◎年間ベストブック
『オブザーバー』紙、『ディスカバー・マガジン』誌、『ヒストリートゥデイ』誌、amazon.com のエディターズ・ベスト3(歴史学)ほか

著者略歴

著:ロジャー・イーカーチ
ヴァージニア工科大学の歴史学教授。本書を含め、4冊の著作がある。

ISBN:9784772695435
出版社:インターシフト
判型:4-6
ページ数:528ページ
定価:3200円(本体)
発行年月日:2015年01月
発売日:2015年01月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHD