見すごされがちな動物の福祉・権利について、「知ること」から始めてみませんか?
食事をする、医薬品を使うなど私たちの日々の生活が、多くの動物たちの命によって支えられていることが、意識されにくくなっている現代。動物を利用する現場では、動物の福祉や権利をめぐる課題が今なお山積みであることは、社会問題や社会運動に関心がある人にさえ、なかなか知られていません。本書はその問題意識のもと、ウェブ上で行われた座談会の書籍化です。
普段それぞれ異なるフィールド(①セクシャルハラスメント問題、②日雇い労働者・野宿者支援、③女性の労働や貧困の問題)で社会運動を実践している編著者の3名が、動物の福祉・権利運動の実践者たちをゲストに招き、共に考え、語り合いました。
私たちの暮らしは、動物たちのどのような負担/犠牲の上に成り立っているのか。それはどのように見えにくくされているのか。人間社会でマリノリティが受ける差別との共通点は何か。ヴィーガン/ベジタリアンの当事者たちはどのような苦労を抱えているか。そして、動物の福祉と権利を求める運動をどのように広げていけるか。知ることで、これからの日々の暮らしが少しだけ、でも確実に変わる。そんな一冊になっています。