戦後経済政策レジームの枠組みを超えた論点を見つめる
ケインズ、シュンペーターと並ぶ20世紀経済学の泰斗ハイエクは、自由と市場を重視しつつ、資本主義的な世界の枠組みをどう構築しようとしていたのか。自由主義社会に適合する理想的な社会体制と経済政策のあり方とは何か。彼は本当に市場原理主義者なのか。オーストリア学派研究の碩学が原著を精緻に解読しながら巨匠の思考の真髄に迫る!
・ 『自由の条件』を丁寧に読み解くことで、ハイエクの経済思想の核心を、現代の世界経済情勢と関連づけながら捉える。
・ 20世紀を代表する経済学者の一人であるハイエクの主著『自由の条件』を、原典の章構成に沿って丁寧に読み解く、初の本格的解説書(コンメンタール)。一冊のテキストに集中して向き合うことで、現代の自由・秩序・進歩をめぐる課題に新しい光を当て、新たな捉え方のアイデアを提供する。現代社会に潜む諸問題をどう捉え解決していくか、その糸口をつかむヒントを得る。
・ 『自由の条件』はハイエクが著した戦後の著作の中でも、最重要なもののひとつとしてつとに有名なわりには、大部ゆえに同書を完全に読み切った者は多くはない。本書は同著にチャレンジしたいと思う読者の格好の水先案内書となることは間違いない。