クジラの海をゆく探究者(ハンター)たち 上
『白鯨』でひもとく海の自然史
著:リチャード・J・キング
編:坪子 理美
紙版
内容紹介
▼世界十大小説『白鯨』を通じて知るクジラと海の神秘!
▼海や海の生き物と関わる人々の知恵、自然愛を知る。
▼「海」をめぐる文学的想像力と自然科学の交差点。
白いクジラを追って捕鯨船が世界の海を冒険する物語『白鯨』、その豊かな内容を現代の自然科学の水準で検証し、読み解きながら、人間とクジラの長い営みから得た知恵を現代に蘇らせる!
目次
はじめに
第1章 ハーマン・メルヴィル――鯨捕り、著述家、自然哲学者
第2章 「鯨文書」とは何か
第3章 「鯨学」と進化――鯨を仕分ける
第4章 白い鯨と自然神学
第5章 鯨の回遊
第6章 風
第7章 カモメ、鵜(う)、アホウドリ
第8章 小さく無害な「水先案内魚」たち
第9章 光りほのめく海
第10章 メカジキと活気ある海域
第11章 「ブリット」と鯨のひげ――大海にそよぐ微小生物
第12章 巨大イカ
第13章 サメは凶暴か――その虚像と真相
第14章 新鮮な料理――船上食と鯨肉
第15章 フジツボと海のキャンディー
注