時代の「見えない危機」を読む
―迷走する市場の着地点はどこか
著:黒瀬 浩一
内容紹介
歴史に潜む“落とし穴”を見抜く
市場は「経済の現実を映す鏡」だ。その実態を正しく摑むには、大局観に基づく中・長期的視点からトレンドを把握する必要がある。繰り返される歴史の波から帰納的に変動パターンを読み取り、平時と乱世、リスク局面などを的確に察知する力をつけるヒントも満載した、スケールの大きな現代経済・金融論!
▼大局観を持ってトレンドを摑め!
鳥瞰と虫瞰の視点から歴史と市場を捉える
長期の投資哲学、世界の覇権国・米国の経済・金融史、日本経済の動向を三本柱に据え、市場動向を洞察する力へと読者を導く。
単なる金融市場の時事解説とは一線を画す、スケールの大きな知的エンターテインメント読み物。五百数十ページが苦もなく楽しく一気に読み進める、読み応え十分の一冊!
▼激動の30年を乗り越えた辣腕ストラテジストが培った投資哲学とは?
バブル崩壊から1997年金融機関破綻、サブプライム危機、リーマン・ショックと大変動が続いた平成時代の30年。この荒波を乗り切って良好な運用パフォーマンスを維持したスゴ腕の投資実務家が「市場の見極め方」を伝授する。
歴史学はストーリー付きの統計学であり、この歴史的事実=統計的データを正確に読み込むことこそ、時代認識と市場を見極める力をつける最良の方法であると説く。
目次
序 章 歴史に潜む「危機」を見抜く
第1章 危機はなぜ見えにくいのか
第2章 戦後世界経済の牽引役・米国
第3章 何が金融市場を動かしているのか――変貌する金融資本主義
第4章 平成の「敗戦処理」
第5章 グローバル経済の中での日本の立ち位置
第6章 ポスト爛熟資本主義を読む
おわりに
参考文献
ISBN:9784766426779
。出版社:慶應義塾大学出版会
。判型:4-6
。ページ数:564ページ
。価格:2700円(本体)
。発行年月日:2020年05月
。発売日:2020年05月10日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KFF。