出版書誌データベース

新生児から高齢者まで，発育性股関節形成不全（DDH）患者の診療を年齢別に，どこを診て，どの検査をし，どう評価し，どのタイミングで何をすべきかを具体的に解説。
成長期の子どもにいつまで保存治療をするのか，手術に踏み切るタイミングはいつか，また成人については①前股関節症〜初期の変形性股関節症と②進行期〜末期の変形性股関節症に分けて解説。さらに移行期医療の諸問題や保護者への対応，人工関節の適用と耐用年数など，関連する年代の前後にトピックスを配して，この1冊で全年代に対応可能な内容になっている。

1．新生児〜乳児期（受診時年齢 0〜1歳）
2．幼児期（受診時年齢 1〜6歳）
3．学童期前半（受診時年齢 6〜10歳）
4．学童期後半（受診時年齢 10〜15歳）
5．青年期（受診時年齢 15〜25歳）
6．壮年期（受診時年齢 26〜44歳）
　a．前股関節症〜初期の変形性股関節症
　b．進行期〜末期の変形性股関節症
7．中年期以降（受診時年齢 45歳以上）
　a．前股関節症〜初期の変形性股関節症
　b．進行期〜末期の変形性股関節症
トピックス
①検診における諸問題
②移行期医療の諸問題
③骨切りは何歳まで行うか
④人工関節の適用と耐用年数
⑤保護者への対応
⑥脱臼治療歴の影響（形態, 発症年齢など）
⑦ボーダーラインDDHにおける諸問題
⑧最新の画像診断

編：稲葉　裕
横浜市立大学大学院医学研究科運動器病態学教授

編：中島　康晴
九州大学大学院医学研究院整形外科学教授