はじめに
どんな心持ちでいて、どんな生活を送ればいいのかを考えてみた―保坂隆
脳の老化を最小限に留めた状態で寿命を迎えるために―西崎知之
第Ⅰ部 精神科医として「科学的に正しく老化すること」を考えてみた
第1章 合言葉は「頑張らない」「無理しない」
キーワードは「頑張らない」「無理しない」
老化をしっかり受け入れる
老いは「成長」であるという考え方
気持ちが老いてしまうとつらい老後になる
見た目の若さにあまりこだわらない
すぐに疲れる自分を許してあげよう
何事も「腹六分」を心がける
「いいかげん」はシニアの特権
「のんびり」と「ダラダラ」を取り違えない
「生きがい症候群」にかからないために
「何かをしたい」という気持ちを持ち続ける
年をとったら見る前に跳ぶのも悪くない
一人だけでも暮らせる心の準備をしておく
検査数値に一喜一憂しない
「死への不安」はこうして緩和する
「死の恐怖」とどう向き合うか
第2章 シニア流人づきあいの極意
人づきあいは物足りないぐらいがちょうどいい
不用意に相手の事情に深入りしない
仕事抜きの人間関係をどう築くか
リタイア後の友たちづくりのちょっとしたコツ
伴侶を亡くして改めて知る友の大切さ
愚痴をどんどんこぼしたほうがいい理由
聞かされるほうにもある愚痴の効用
愚痴や悪口を紙に書く効用
地域の人に受け入れられるには挨拶と笑顔が必要
大切にしたい地域社会とのつながり
地域の会館は年寄りのたまり場ではない
リタイア後は「義理のつきあい」ともさようなら
体調が気になったら早めに病院へ
かかりつけ医をつくるなら二つの“近さ”がある人を
“同病友だち”という存在のありがたさ
民生委員という存在について知っておく
近所の助けを断固としては断らない
第3章 イライラ、クヨクヨを捨てる技術
イライラしてもいいことは何ひとつない
イライラが増えるのにはわけがある
イライラで平常心が失われる
「老後のイライラ」で自分を嫌いにならないために
「破壊セラピー」という方法もある
「30秒ルール」はどこまで有効か
ちょっとの物忘れでクヨクヨしない
「老人力」の力を認めよう
手紙やメールの返事がこなくてもクヨクヨしない
体を動かすとイライラ、クヨクヨが消えていく
背筋を伸ばすだけで気分はずいぶん変わる
腹式呼吸はストレス解消の強い味方
「遺言書を書いておくといいですよ」
第Ⅱ部 脳外科医として「科学的に正しく老化すること」を考えてみた
第4章 脳を活性化させる
脳は人間の所業のすべてを司っている
前頭前野は脳の司令塔
前頭前野が活性化するとき・しないとき
「脳を鍛える」とはどういうことなのか
「60歳になったら危ない」と考える
「認知症にいいこと」と「脳にいいこと」はイコールではない
青魚をいくら食べても脳は活性化しない
科学的根拠のない「神話的なもの」が氾濫
予防効果のエビデンスがある運動はウォーキングだけ
ゆっくり歩く人のほうが認知症になる確率が高い
シナプスを増やすいくつかの方法
五感を働かせると脳は活性化する
なぜ「思い出すこと」が大事なのか
第5章 日常生活をどう送るかでずいぶん違う
朝食を抜くと頭の働きが鈍る
食事量は腹八分目を心がける
食事ではよく噛むことが大切
「歯の本数が少ない人は認知症になりやすい」という報告
よい睡眠は記憶力をアップさせる
昼寝をすることでも記憶力はアップする
睡眠薬や抗不安薬と認知症は無関係
睡眠薬はむしろ認知機能を向上させる
1日1合程度の飲酒なら大丈夫
タバコを吸う人は吸わない人の1.5倍リスキー
一人暮らしの人は認知症を発症する確率が高い
「全身の肥満」よりも「腹部の肥満」が危ない
第6章 もしも認知症が気になり出したら
私が認知症の新治療薬登場に悲観的だった理由
傷ついた脳細胞神経は元には戻らない
夢の根本的治療法に発展する可能性
私自身思い知らされた予防と早期発見の大切さ
認知症の前段階、軽度認知障害とは
こんな症状が重なったら専門医を訪ねよう
物忘れには「いい物忘れ」もある
認知機能検査(MMSE)について知る
他にどんな検査方法があるのか
・匂い検査
・唾液検査
・血液検査
・うつ状態のチェック
軽度認知障害と診断されたらどうしたらいい
問診を大切にする私の診察法