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アジア・中東の装飾と文様

著:海野弘

紙版

内容紹介

世界史を紐解くアジア・中東の珠玉の装飾文化

長安からはるか西のローマまで、シルクロードが横断するユーラシア大陸では、中国、ペルシア、イスラム、インドなど、独自の文化をもつさまざまな国々が、互いに交流し、影響を与え合いながら、それぞれに深遠な文化を形成してきました。考古学の発達により、19世紀の後半には、エジプト、ギリシア、オリエント、中国、日本などの美術が1つのパースペクティブにまとめられ、<美術史>として1つの歴史の中に関連づけられて考えられるようになり、シルクロードという文明の道の再発見によって、世界の文明、美術のつながりが見えてきました。そして<文様>という物の形、デザイン、記号が、文明と文明をつなぐキーワード、原型、記号、象徴、形態の言語として注目されるようになります。旅をしながら変容してきたアジア・中東地域の装飾文化の歴史を豊富なビジュアルで紐解きながら、ドラマティックなユーラシア大陸の世界史を目で見ることのできる貴重な書籍です。

著者略歴

著:海野弘
美術評論家。1976年から平凡社『太陽』の編集長を務めた後、独立。幅広い分野で執筆を行う。

ISBN:9784756255426
出版社:パイ インターナショナル
判型:A5
ページ数:416ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2023年05月
発売日:2023年05月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:AFT