はしがき
序章 研究の目的と方法[佐藤仁/伊藤亜希子]
第1節 問題の背景
第2節 研究の目的と方法
第3節 各章の概要
第1章 日本における多様性を志向する教師教育――人権教育の可能性[佐藤仁/伊藤亜希子]
はじめに
第1節 教師教育全般における多様性の位置づけ――教職課程コアカリキュラムと教員育成指標
第2節 多様性の次元と教師教育――特別支援教育と外国人児童生徒等教育
第3節 多様性を志向する教師教育の可能性としての人権教育
第4節 教職課程における人権教育の課題
おわりに
第2章 韓国における多文化教育の展開と教師教育――多様な子どもへの対応と拡充[田中光晴]
はじめに
第1節 「多文化の子ども」の増加
第2節 国レベルの多文化支援政策と変化――マクロな変化
第3節 教師教育全般における多様性の位置づけ――マクロからメゾ・ミクロへ
おわりに――多様性を志向する教師教育をめぐる課題
第3章 フランスにおける「共和国」やライシテを動員した多様性への対応[島埜内恵]
はじめに
第1節 先行研究にみる学校教育と「多様性」
第2節 多様性の対象――「移民」という次元
第3節 「共和国」と多様性
第4節 ライシテに関する教師教育
第5節 「共通の基盤」に立脚した教師教育
おわりに
第4章 移民社会ドイツにおける多様性を志向する教師教育[伊藤亜希子]
はじめに
第1節 政策にみるインクルージョンと多様性
第2節 ブレーメン大学の事例
第3節 デュースブルク=エッセン大学の事例
第4節 多様性を志向する教師教育を展開するうえでの示唆と課題
おわりに
第5章 オーストラリアの教員養成における「多様性」――公正・公平な教育機会の提供と成果の保証を目指して[青木麻衣子]
はじめに
第1節 教員養成制度の展開と現状
第2節 教師の専門性スタンダードと教員養成プログラムの国家認定制度
第3節 教員養成プログラムにおける「多様性」の扱い
第4節 近年の教師をめぐる動向――遠隔地の教師不足への対応
おわりに――教員養成プログラムにおいて「多様性」は志向されているのか
第6章 ニュージーランドの教師教育政策の展開にみる「多様性」[高橋望]
はじめに
第1節 教員養成分野のアクレディテーションの展開――養成段階
第2節 教員登録制度の展開――採用段階
第3節 教員評価とスクールリーダー教育の展開――研修段階
おわりに
第7章 イングランドにおける多様性への対応と教師教育政策[菊地かおり]
はじめに
第1節 保守系政権下の教師教育政策
第2節 保守系政権における多様性へのスタンス
第3節 教師の多様性確保に向けた取り組み
おわりに
第8章 イングランドの教師教育における反人種主義の実践――理論と実践の架け橋としての反人種主義フレームワーク[川口広美]
はじめに
第1節 イングランドの多様性と教育をめぐる動向
第2節 反人種主義を軸とした教員養成改革の動き
第3節 反人種主義フレームワークの活用実態とその意義と課題――バーミンガム・ニューマン大学の場合
おわりに
第9章 アメリカの教師教育における多様性と公正――研究動向と政策に着目して[佐藤仁]
はじめに
第1節 社会正義を志向する教師教育の展開――研究動向をもとに
第2節 社会正義を志向する教師教育の政策的動向――専門職基準にみる特徴
第3節 ワシントン州の教師教育制度における多様性の位置づけ
おわりに
第10章 アメリカの教師教育実践における「地域」重視の意義と課題[太田知実]
はじめに
第1節 教員養成における「地域」の重視
第2節 資源ベースの教師教育の実現可能性と困難――地域主導型プログラムの特徴・変遷に注目して
第3節 資源ベースの教師教育の成立要件と限界――地域主導型プログラムの構造・関係に注目して
おわりに
終章 研究の総括――国際比較を通して[佐藤仁/伊藤亜希子]
第1節 多様性を志向する教師教育の姿――各国についての整理
第2節 多様性を志向する教師教育の構造――各国に共通する傾向
第3節 まとめと今後の研究課題
あとがき