ヒンドゥークシュ南北歴史考古学樷攷 Ⅰ
異相ガンダーラの仏教
著:桑山正進
内容紹介
ヒンドゥークシュ山脈南北地方、そこは大文明の地ではない。しかし、ここを押さえる政治勢力は、中央アジアばかりか東アジアまで及び、歴史の経過は大きく影響を被った。この地域は、アジアの歴史の鍵鑰である――考古学調査と文献精読の成果(すべて未単行の論考)を結集し、全4巻に編む。
初回配本第Ⅰ巻は「異相ガンダーラの仏教」。ガンダーラに関する21本の論考を収録。付索引。
目次
ヒンドゥークシュ山脈南北地方、そこは大文明の地ではない。しかし、ここを押さえる政治勢力は、中央アジアばかりか東アジアまで及び、歴史の経過は大きく影響を被った。この地域は、アジアの歴史の鍵鑰である――考古学調査と文献精読の成果(すべて未単行の論考)を結集し、全4巻に編む。
初回配本第Ⅰ巻は「異相ガンダーラの仏教」。ガンダーラに関する21本の論考を収録。付索引。
この樷攷の公刊に
Ⅰ ガンダーラをどうとらえるか
シャカムニの表象を通して視る――南アジア亜大陸北西地方の歴史考古学研究――
ガンダーラとその仏教
Ⅱ 仏寺の外相
タキシラ゠ガンダーラの仏教寺院 / タキシラ仏寺の伽藍構成
仏像出現ごろのタキシラ 層位と編年 / ハッダ最近の発掘に関する問題
Ⅲ ガンダーラにおけるストゥーパ概念の転換
ストゥーパ方形基台の由来 / シャー゠ジー゠キー゠デリー主塔の遷変
アウグストゥス霊廟と大ストゥーパ――車輪状構造の由来――
触地印の坐仏を容れたストゥーパ
Ⅳ 漢文資料にあらわれたガンダーラ仏教
罽賓と仏鉢 / ナレーンドラヤシャスと破仏 / ウディヤーナ札記
Ⅴ ガンダーラから中央アジアへ
ガンダーラからクチャへ / ガンダーラの土器 / ガンダーラにみられる土偶の年代
Ⅵ 大月氏からクシャーンへ
貴霜丘就却の没年 / 卜ハーリスターンのエフタル、テュルクとその城邑
トハーラの境域、藍市城と活国都城 / バーミヤーンとガンダーラ
あとがき / 初出一覧 / 索引
ISBN:9784653045915
。出版社:臨川書店
。判型:B5
。ページ数:472ページ
。定価:15000円(本体)
。発行年月日:2022年08月
。発売日:2022年08月12日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NK。