鎌倉時代中期より南北朝時代にかけて金沢北条氏一門と称名寺の学僧が収集・学習した万余の典籍の中から、神奈川県立金沢文庫が厳選し、昭和49年から平成3年に総力を挙げて編集・発行した学術資料の復刻版。
平成28年夏に国宝に指定された称名寺蔵・金沢文庫管理の聖教類を収録。仏教史・寺院史をはじめ日本中世文化の研究に長く寄与しながら、近年入手困難となっていた重要資料を限定復刊する。
【内容】
解題執筆＝鏡島元隆・河村孝道・石井修道
達磨和尚観心破相論・明州大梅山常禅師語録・香厳頌・筠州黄檗山断際禅師伝心法要・禅苑清規・冶父川老金剛般若頌・正法眼蔵・坐禅儀・見性成仏論・成等正覚論幷永安僧堂記・法門大綱（百丈禅師広説）・正法眼蔵打聞・禅宗法語
（翻刻未収録資料解題）悟性論／牛頭山初法融禅師信心銘／六祖壇経／頓悟入道要門論／伝法正宗記／嘉泰普灯録／中峯和尚勧発修行記／宗鏡録要処／夢中問答集／禅宗詩文集／一山一寧・東明恵日賛
（総説）金沢文庫における禅籍 鏡島元隆
