京都大学蔵潁原文庫は、近世語研究を畢生の研究とし、近世文学研究を「言葉の科学」として大成した潁原退蔵(えばら たいぞう)博士が、自らの研究のために生涯にわたって収集し学んだ一大資料群で、博士の専門であった俳書をはじめ、江戸時代の多様なジャンルの版本・写本類が収蔵されている。
本選集では、潁原文庫から従来未翻刻のもので学術的意義の高い稀覯書を厳選して翻刻、巻末に詳細な解題を付して刊行する。文学作品のみならず実用書や抄物の類も積極的に採録するほか、作品によっては影印や索引を添えて、研究の便を図った。近世文学・語学研究に役立つ好資料。
第2巻は「浮世草子」として、
子孫大柱/寛闊鎧引/庭訓染匂車/謡曲百万車/加古川本艸綱目/当世銀持気質/世間姑気質
の7書目を収録。翻刻・解題担当は、野澤真樹・藤原英城・山本秀樹。監修責任は藤原英城。