プロローグ光琳とは誰?/一=光琳―最初の再生(同時代資料のなかの光琳/十八世紀の光琳―多彩なイメージ/抱一の光琳再発見と顕彰)/二=明治期における光琳観の変遷(抱一系江戸の流れ/西欧人による光琳評価/政府系アカデミズム)/三=近代によみがえる光琳(光琳模様・図案家光琳の再生/光琳二百年忌の開催/近代の蘇生のもたらしたもの)/四=語り方の変容―評語「装飾的」の検討(新しい語りとしての「装飾」/近代以前の「装飾」/近代の「装飾」)/五=二十世紀後半の淋派受容(戦後文化のなかの光琳/分水嶺としての東京国立博物館創立百年記念「淋派展」/海外の眼差しと淋派―受容・紹介・言及)/エピローグなぜ、かくも光琳だったのか