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古文書の語る地方史

編:佐藤 孝之

紙版

内容紹介

一点の古文書をもとに村や町、地域の歴史を描き出す。村方文書をはじめ、武将などの書状、日記や棟札など多様な古文書や史料を対象に、その意味を問い、新たな視点で史料利用の可能性を探り、読み直しを試みる。史料整理の技法の紹介、史料写真を大きく掲げた構成で、古文書講座等のテキストとしても使える古文書愛好者、研究者必読の書。

目次

一点の古文書から地方史を語る/史料写真/近世初期史料を語る(関ヶ原合戦前夜の北陸と前田利長…見瀬和雄)/歴史の記憶と記録(近世の棟札にみられる中世の記憶…島村圭一/中院家の墓所探し…石田文一/古文書と伝承から探る歴史の痕跡…岡田晃司/明治期に書写された漁業「旧慣」の記録…実松幸男/村の歴史を編むということ…佐藤孝之/古文書を「蒐集」することと由緒を創るということ…長谷川伸)/地方史の新視点(龕を担ぐ人々…宇野日出生/温泉と美人局…山本英二/下総台地にみる人と野生動物の関係史…笹川 裕/庄内方言史研究の一視点…樋渡 登)/幕末維新史料を読み直す(木曽からの手紙…安池尋幸/幕末期の組合村請書と惣代層の位相…坂本達彦/幕末期におけるコレラ流行の爪痕…四家久央/戊辰戦争下における通信・交通路の治安状況…箱石 大)/史料整理の技法…根岸茂夫

ISBN:9784642080439
出版社:吉川弘文館
判型:A5
ページ数:222ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2010年07月
発売日:2010年07月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ