はじめに/何かが動きだした/父のかたきを討つ少年阿新/俊基も切られた―尼の口語り/笠置山のいくさ/赤坂城の正成/桜の木に詩を書く/正成、天王寺に出現/千剣破城は落ちず/隠岐脱出/海の神に太刀をささげる/大塔宮と足利高氏/湊川の菊水/竹やぶの中で―ある世すて人の話/少年正行の決心/義貞戦死―一兵士の口語り/にぎやかすぎる罪人/吉野の霧/正成、化けものとなる/土岐頼遠は大あばれ/あずさ弓/人の物は自分の物/天狗のいたずら―都のうわさと、ある僧のふしぎな体験/天狗はなんでも知っている―山伏の話/神となった新田義興―ある神社の始まり/おわりに―ある土曜日の午後の対話/解説 『吉野の霧』を分けて「桜井の別れ」へ…阿部泰郎