歴史文化ライブラリー
おみくじの歴史 583
神仏のお告げはなぜ詩歌なのか
著:平野 多恵
紙版
内容紹介
初詣で運勢を占うおみくじ。日本の社寺の風俗として定着しているが、いつから存在し、誰がつくり、なぜ和歌や漢詩が書いてあるのかなど、謎は多い。そのルーツを追いながら、日本人がどのようにしておみくじと関わってきたのかを探り、長く人々を惹きつけてきた魅力に迫る。歴史を知り神仏のお告げと向き合い解釈すれば、おみくじはもっと面白い。
目次
おみくじの謎―プロローグ/おみくじのルーツ 神仏のお告げ(占いからおみくじへ/漢詩みくじの伝来と展開/神詠から歌占、和歌みくじへ)/和歌で占う ひろがりと変化(江戸の歌占/和歌みくじの明治維新)/おみくじ今昔(扁額のおみくじ/おみくじは生きている/現代の漢詩みくじ/現代の和歌みくじ/多様化するおみくじ)/いつもそばに、おみくじ―エピローグ