歴史文化ライブラリー 102
魔女裁判
魔術と民衆のドイツ史
著:牟田 和男
紙版
内容紹介
16~17世紀のドイツで、魔女の烙印を押され、迫害を受けた人びとがいた。その告発は民衆のなかから沸き起こり、大勢の無実の人びとが処刑された。大量処刑を可能にした魔術信仰とは何か。魔女裁判が迫害マシーンとなって暴走し、公権力すらこれを制御できなかったのはなぜか。魔女裁判を検証し、ドイツ史のなかの魔術と民衆の関係をみつめる。