平安時代の年官と地方社会

都と諸国の人的ネットワーク

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著：手嶋　大侑

出版社：吉川弘文館

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内容紹介

上級の皇族・貴族に毎年与えられた、下級地方官や京官への官職推薦権である「年官」は、平安時代においてどのように活用されたのか。都の貴族による庄園の経営や、受領による地方有力者の編成などを追究。人的ネットワークを形成・維持・強化する手段として年官を捉え、中央と地方の両視座から、その運用の実態と役割を解明し、歴史的意義を提示する。

　序章　年官制度研究の軌跡と本書の課題
　
第一部　本籍地回避の原則と年官
　第一章　受領の地方支配と本籍地回避
　第二章　年官制度の展開―中央と地方をつなぐ新たな方途の成立―
　付論　高子内親王家の庄園経営

第二部　年官と地方支配
　第一章　平安中期における受領と年官
　付論１　花山院と藤原実資
　第二章　平安中期の年官と庄園
　第三章　平安後期における年官の変容
　付論２『除目申文之抄』と藤原伊通の除目書『九抄』

　終章　平安貴族社会と年官

ISBN：9784642046879
出版社：吉川弘文館
判型：A5
ページ数：304ページ
定価：9500円（本体）
発行年月日：2025年03月
発売日：2025年03月04日
国際分類コード【Thema（シーマ）】１：NHF
国際分類コード【Thema（シーマ）】２：1FPJ。

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