近代日本の徴兵制と社会

書籍

オンデマンド版

大活字版

書籍

雑誌

電子版

読み上げ可能電子版

オーディオブック

著：一ノ瀬　俊也

出版社：吉川弘文館

同一作品の他版

アクセシブルブック

内容紹介

〝普通の人々〟が国家のために殺し殺される徴兵制は、どう近代日本社会に受け入れられたのか。徴兵制維持のためのサブ・システムだった兵士への「軍隊教育」と兵士の家族への「軍事救護」を分析。日中戦争期以降、地域社会が徴兵制維持に果たした役割にもふれ、戦争自体をも正当化する論理がいかに正しいものとして語られていったのかを解き明かす。

序論課題と視角 Ⅰ兵士が軍隊生活の「所感」を書くこと(１日露戦後の兵士「日記」にみる軍隊教育とその意義（軍隊教育の基礎／術科教練（室内外での身体訓練）／学科・精神教育／「連隊歴史」教育／重田以外の兵士の「日記」／兵士たちの記した「所感」／精神教育と「服従」の調達）以下細目略) ２「大正デモクラシー」期における兵士の軍隊生活「所感」) Ⅱ軍事救護制度の展開と兵役税導入論(１日露戦後の兵役税導入論と軍事救護法２第一次大戦後の陸軍と兵役税導入論３「護国共済組合」構想の形成と展開) Ⅲ地域社会と軍事援護(１軍事援護と銃後奉公会２戦死者遺族と村３兵士の死と地域社会) 結論―近代日本の徴兵制をより深く理解するために―

ISBN：9784642037648
出版社：吉川弘文館
判型：A5
ページ数：368ページ
定価：8000円（本体）
発行年月日：2004年06月
発売日：2004年05月15日
国際分類コード【Thema（シーマ）】１：JWK。

ご購入はこちら

近代日本の徴兵制と社会

内容紹介

目次