近世宗教社会論
著:澤 博勝
紙版
内容紹介
近年、近世宗教史研究が進み、通説は見直しを迫られている。地域社会論の視座に不可欠な政治権力の問題も絡めながら、北陸地域の宗教的社会関係を追究。地域の社会秩序形成に宗教がどう関わったのかを探り、近世における宗教の存立意義を多面的に解明。近世宗教史を分野史から全体史へ前進させる方法論を構築し、今後の研究潮流に一石を投じる。
目次
序章=宗教から地域社会を読みうるか─分野史から全体史へ─/Ⅰ部=領主・民衆と宗教(北陸地域の地域性と領主支配・宗教─『真宗地帯北陸』という視座から─/地方小城下町の宗教世界―越前勝山城下の宗教社会史―/補論=教団編成と領主支配の関係性―西本願寺教団の末寺支配―)/Ⅱ部=地域社会構造と宗教(近世の地域秩序形成と宗教―越前吉崎地域の宗教社会史―/真宗地帯村落部における社会と宗教―道場・道場主をキーワードに―)/Ⅲ部=地域社会論と宗教思想史研究の架け橋(「聖地」の誕生と展開―蓮如の聖地吉崎―/近世後期の民衆と仏
ISBN:9784642034258
。出版社:吉川弘文館
。判型:A5
。ページ数:370ページ
。定価:9500円(本体)
。発行年月日:2008年01月
。発売日:2007年12月25日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRAX。