近世の念仏聖無能と民衆

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著：長谷川　匡俊

出版社：吉川弘文館

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内容紹介

幕藩体制下、浄土宗の僧侶のなかに「捨世派」と称される念仏者たちがいた。彼らは出世を捨て、寺院仏教の周縁で信仰復興運動をした近世の念仏聖である。江戸中期の捨世派僧、無能が行った布教の足跡を、民衆との信仰的なかかわりのなかで考察。非浄土系寺院が多数を占める東北での念仏勧化に注目し、脱体制念仏聖の近世的性格とその意義を解明する。

序章＝研究の視点と課題／第一章＝史料と無能の生涯（無能研究の基本史料／無能の生涯と念仏生活）／第二章＝念仏勧化―奥州の巡錫地と寺々―（初期の巡教と三春城下の勧化／信達地方の勧化と遺跡／相馬地方の勧化と遺跡／安達地方の勧化と遺跡）以下細目略／第三章＝念仏勧化―羽州の巡錫地と寺々―／第四章＝無能の奥羽教化の実績と特徴／第五章＝無能の念仏勧化による民衆の現証・現益／第六章＝無能と天童青柳家の信仰と慈善／第七章＝無能の念仏勧化を支えたもの／第八章＝無能没後の無能信仰と弟子不能の無能寺開創／終章＝念仏聖無能と民衆の

ISBN：9784642033862
出版社：吉川弘文館
判型：A5
ページ数：262ページ
定価：7000円（本体）
発行年月日：2003年09月
発売日：2003年09月15日
国際分類コード【Thema（シーマ）】１：QRFB。

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