刊行の辞
凡例
内苑・外苑地図
第Ⅰ部 明治学
第1章 明治の宮廷文化―特に焼香水について―…彬子女王殿下
第2章 洋装と和製としての明治憲法―国産憲法の誕生―…瀧井一博
第3章 近代日本にとっての条約改正と会議外交…五百旗頭薫
第4章 明治の終焉と文学―どうして漱石の『こゝろ』で語るようになったのか―…山口輝臣
第5章 十七~十九世紀後半の欧米にみる日本…伊藤真実子
第6章 「美術趣味の普及」の時代―文部省美術展覧会をめぐって―…高階絵里加
第7章 外交前夜―日露戦争とポーランド―…エヴァ・パワシュ=ルトコフスカ
第8章 團琢磨―岩倉使節団の経験と世界への視点―…團 紀彦
第9章 明治という時代の物語…朝井まかて
第Ⅱ部 明治天皇
第10章 明治天皇の時代…伊藤之雄
第11章 明治天皇の行幸―聖蹟でたどる―…打越孝明
第12章 明治維新と御代替わり…武田秀章
第13章 明治神宮の神学―明治聖徳論の百五十年―…佐藤一伯
第14章 明治天皇と藤波言忠―もうひとつの明治天皇紀「御逸事」をめぐって―…星原大輔
第15章 皇室の外交儀礼の形成過程における明治天皇…真辺美佐
第16章 明治天皇と御養育…岩壁義光
第17章 明治天皇伏見桃山陵の造営とその意義…福尾正彦
第18章 維新史料編纂と明治神宮…今泉宜子
第Ⅲ部 昭憲皇太后
第19章 皇室と福祉―昭憲皇太后を原点として―…藤本頼生
第20章 昭憲皇太后の行啓―聖蹟でたどる―…打越孝明
第21章 明治の皇室と華族の教育…長佐古美奈子
第22章 皇后の祈り―祭祀儀礼と昭憲皇太后―…小平美香
第23章 昭憲皇太后と津田梅子―女子教育をめぐる奇しき縁―…髙橋裕子
第24章 昭憲皇太后大礼服研究修復復元プロジェクトを振り返る…モニカ・ベーテ
第25章 皇太后としての一年八カ月―明治天皇をお偲びして―…米窪明美
第26章 明治神宮御祭神としての昭憲皇太后…廣瀬浩保
第Ⅳ部 祭祀と信仰
第27章 明治神宮の祭祀学―祭日を手がかりに―…佐藤一伯
第28章 帝都東京における〈祈りの公共空間〉としての明治神宮内外苑…藤田大誠
第29章 皇室と明治神宮―明治神宮に参拝された皇族方―…佐藤一伯
第30章 『社務日誌』から見える初詣の諸相…平山 昇
第31章 明治神宮祈願祭における祈り―祈願数の時系列分析―…望月泰博
第32章 明治神宮の人生儀礼―七五三の変遷をとおして―…田口祐子
第33章 第五代宮司 鷹司信輔と明治神宮の戦後復興…鷹司尚武
第34章 明治神宮の雅楽…遠藤 徹
第Ⅴ部 御製御歌
第35章 歌に詠われた明治神宮―御製御歌を中心に―…永田和宏
第36章 明治神宮献詠会と明治記念綜合歌会―明治神宮における献詠の歴史と現在―…宮本誉士
第37章 宮中の和歌―御集編纂の歴史と明治神宮―…豊田恵子
第38章 和歌のおみくじ・唱歌・神楽舞―「大御心」の展開と戦後の明治神宮―…平野多恵
第39章 和歌披講の世界…園池公毅
第40章 明治天皇の御製碑について―附 昭憲皇太后の御歌碑―…打越孝明
第41章 戦後の歌壇と明治神宮…岡野弘彦
第42章 明治神宮所蔵の宸筆による御製と親筆の御歌…黒田泰三
第Ⅵ部 社会事業
第43章 明治神宮の「祭り」と明治神宮崇敬会―式年鎮座祭と崇敬会奉賛活動の軌跡―…中島精太郎
第44章 まつりを繋ぐ、郷土を繋ぐ―民俗芸能の明治神宮奉納をめぐって―…久保田裕道
第45章 次代を育む杜―明治神宮の青少年育成と福祉事業―…今泉宜子
第46章 武士道精神の復興と継承―内苑に開設された「至誠館」の使命―…稲葉 稔
第47章 明治神宮の編纂事業―『明治天皇詔勅謹解』と『大日本帝国憲法制定史』を中心に―…戸浪裕之
第48章 国際交流・海外研究助成・宗教間対話―グローバル社会における明治神宮―…伊藤守康
第49章 国際貢献と明治神宮―「昭憲皇太后基金」を通じた実践…アイシャ・マンスール・ロー
第50章 相撲と明治神宮―国技の継承と神事の伝統―…八角信芳
あとがき
明治神宮百年誌編纂委員会
図表一覧
執筆者一覧
Contents
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