単行本
所得課税の国際的側面
著:渕 圭吾
紙版
内容紹介
国際課税上の重要問題について,租税法と私法の関係及び国家管轄権の限界の観点をベースにしつつ検討する。一次史料を渉猟した緻密な歴史的研究,また独・米における法令・裁判例・学説を丁寧にかつ理論的に分析した比較法研究の両者を基礎とする意欲的論考。
目次
序 説 所得課税の国際的側面を探究すること
第1部 取引・法人格・管轄権をめぐる考察
緒 論
第1章 日本法の沿革と現状
第2章 租税条約ネットワークの形成
第3章 ドイツ法
第4章 アメリカ法
結 論
補 論 租税法と私法の関係
第2部 タックス・ヘイブン対策税制とは何か
第1章 タックス・ヘイブン対策税制の意義と機能
第2章 タックス・ヘイブン対策税制と同族会社の留保金課税の共通性