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マックス・ヴェーバー研究総括

著:折原 浩

紙版

内容紹介

ヴェーバーの生き方と学問を、時代状況のなかで捉え、国際論争も含む議論の活性化、明晰とフェア・プレー、責任倫理の覚醒をとおして、個人の自律と社会の民主化をめざす。『東大闘争総括――戦後責任・ヴェーバー研究・現場実践』で学問の実践的側面を具体的に論じたヴェーバー学者がその研究領域での本領をコンパクトに問い直した総括書第二弾!

目次

プロローグ――本稿執筆の機縁と経緯
Ⅰ 『経済と社会』の「二部構成」編纂問題
II 『経済と社会』「旧稿」編纂問題をめぐる国際論争
III 職歴と勤務から
IV 歴史家との相互交流から――「比較歴史社会学」に向けて
V 「ヒンドゥー教と仏教」――「世界宗教の経済倫理」読解(各論その1)
VI 「儒教と道教」――「世界宗教の経済倫理」読解(各論その2)
VII ヴェーバーの日本論――「比較歴史社会学」からの問題提起
VIII 「古代ユダヤ教」――「世界宗教の経済倫理」読解(各論その3)
エピローグ――ヴェーバー「比較歴史社会学」の継承と展開に寄せて

 人名・事項索引

著者略歴

著:折原 浩
おりはら ひろし/1935年生まれ。東京大学名誉教授。ヴェーバー学、社会学、学問論。著書に『ヴェー
バー『経済と社会』の再構成』(東京大学出版会)、『マックス・ヴェーバーにとって社会学とは何か』(勁
草書房)、『大学の頽廃の淵にて』(筑摩書房)、『東大闘争と原発事故』(緑風出版)、『危機における
人間と学問』『マックス・ウェーバー基礎研究序説』『ヴェーバー学のすすめ』『学問の未来』『ヴェーバー
学の未来』『大衆化する大学院』『日独ヴェーバー論争』『東大闘争総括』(以上、未來社)など多数。

ISBN:9784624400699
出版社:未來社
判型:4-6
ページ数:338ページ
定価:4200円(本体)
発行年月日:2022年10月
発売日:2022年10月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB